Life Itself

生活そのもの

2018/05/05

昨日の日記には書かなかったけれど、GWの期間中、横尾忠則のレコードジャケットのイベントが大名で開催されていて、昨日仕事が終わってから行ってきた。横尾忠則のジャケットを見ることができる他、レコードも売っていて、290円コーナーでいくつかのレコードの収穫があった。

Wings『Wings At The Speed Of Sound』、Tom Petty and The Heartbreakers『Southern Accents』、サンタナ・マクフラリン『Love Devotion Surrender』の3枚。この中でも『Southern Accents』と『Love Devotion Surrender』は聴いたことがないアルバムではあったのだけれど、もし好みでなくてもたった290円。見つけた時点で買わない選択肢はない。

で、今『Love Devotion Surrender』を聴いているのだけれど、これが素晴らしくいい!マクフラリンは何枚か聴いてみたことがあるのだけれど、あまりピンとこなくて今までアルバムを買ったことがなかったのだが、これはとてもいい。

しかし、レコードは買ってみるまでわからない。わからないというのは、今回のように音楽そのものが、ということではなくて、盤質とか音質とか聴いてみるまでわからなくて、どこか博打で買っているようなところがある。290円だったら、特に躊躇せずに購入することができるのだけれど、欲しいレコードが中古でも4000円くらいで売っていることがあって、その時は本当に祈りながら購入するしかない。今回の290円で購入した3枚はいずれも所謂プチプチ音は少なくて、針飛びがすることもなく、盤の反りもなかった。ところが、新品で購入したレコードの方が盤の反りがあったり、針飛びが激しいということも結構ある。最近の新品レコードは多くが180グラム盤だが、中古で見つけるペラペラの薄くて軽い盤の方が音がよく聴こえることもある。

そういうこともあって、レコードを買うというのは冒険のようなものであり、だからこそレコードを探している時はワクワクするし、目ぼしいものを見つけた時の喜びは大きい。見つけても家に帰って実際に聴くまでわからないので、聴いてみて問題なく聴けて、それが心打たれるような音だと二重の喜びがある。