Life Itself

生活そのもの

2019/10/04

生まれた時から、娘は泣き始めの10秒間くらい呼吸が止まったような感じになり、唇が紫色になる。一度病院の先生にもそのことを相談したのだが、泣いたらそうなることもあるとのことだったので、安心してあまり気にしていなかった。

ところが、先日友人の家へ家族で泊まりに行ったとき、娘が泣いて案の定呼吸を止まらせ唇を紫色にしていると、友人がその姿を見て驚いていた、というかかなり焦っていた。それは大丈夫か?と。その友人には2人の子どもがいるが、2人とも大泣きしてもそんなことにはならないらしい。大泣きしたときに呼吸が止まったようになるというのは娘だけなのだろうか。それが苦しいのかどうかはわからないが、他の子は違うと知って少し心配になった。

今日、妻が娘の扁平母斑のレーザー治療のために家から少し遠い病院へ連れて行った。脚をレーザー治療するだけだから、クリームで麻酔をして施術することになるのだが、治療の様子を聞いていると、目隠しをされて、暴れないように体を締め付けるらしい。しかも、治療そのものもかなり痛いようだ。治療中は妻は一緒にいることはできない。そんなのギャン泣きするに決まっている。痛い、怖い、妻はいないの三重苦である。どれだけ泣くだろうか。呼吸が止まってどうにかなるのではないかと昨夜からとても心配していた。

昼間、クリームを塗り終わった直後に妻からギャン泣きしたとの連絡があった。きっとまた唇を紫色にさせたんだろう。その後授乳して寝かせたそうだが、レーザー治療はクリームを塗って20分後だから、すぐにまた起こされる。かわいそうに。とりあえず全て終わったら連絡してと伝えた。

治療の間、娘はずっと泣き続けていたらしい。治療部屋の外にいた妻の耳にもギャン泣きの声がずっと聞こえていた。治療自体は5分程度だったらしいが、治療が終わってから薬局に行った後も数十分泣き続けていたそうだ。娘にとってはナイトメアだったに違いない。

帰宅後、レーザー治療の痕を見ると、とても痛々しい感じだった。治療した箇所は真っ赤になっている。しばらくは紫外線に当てないようにしないといけないから、長ズボンを履かせる必要がある。

扁平母斑のレーザー治療は、治療しても必ずしも治るわけではない。30%程度といったところらしい。2週間後に病院に行って、経過を見てもらい、効果がありそうであれば治療は続くが、効果がないと判断されれば治療はそこでストップとなる。 脚ではあるが、扁平母斑は広範囲に渡っているから、治るものであれば治してあげたい。成長してからのことを考えると、それは治るのがベストだ。効果があることを期待している。だが、治療が続くということは、娘がまた痛い思いをしなければいけないということで...娘にとってはなぜ痛い思いをしているかわけがわからないだろうから、未来の娘に会って説明したい気持ちだ。