Life Itself

生活そのもの

2019/09/25

まだまだ全快とはいかないものの、体調もだいぶ戻ってきて、ようやく東京旅行を振り返る余裕が出てきた。

アメリカのホストファミリーから急に連絡がきて、急遽東京行きを手配した(ほとんどは妻に手配してもらった)。急遽決めたにしては、ホテルは最高だったし、ホストファミリーだけでなく友人にも会うことができた。特にホテルに関して言えば、ホスタピリティの一環といえど、体調不良である僕を何度も気にかけてくれ、1時間半もチェックイン時間を前倒ししてくれたことはいくら感謝してもしきれない。あの1時間半がなかったら2日目に体調が戻らなかった可能性だってある。その1時間半で僕はゆっくりと熟睡でき、たくさん汗をかいた。悪夢のような1日目ではあったが、ホテルのおかげで2日目以降を無事予定通りに過ごすことができた。

およそ12年ぶりに会ったホストファミリーだが、ホストファザーは73歳、ホストマザーは70歳という高齢を感じさせないほど元気だった。ホストマザーはエスカレーターを使わずに階段を使って上り、しかも上る際は駆け足だった。いつかテレビで観た、階段をダッシュで駆け上がる市川海老蔵の姿がダブって見えた。エネルギッシュな人にはかなわない。僕と会った1日以外はずっと仕事だったはずだが、僕らと会っている間、会話をリードするのは常にホストマザーだった。僕の拙い英語のせいもあるが、僕はもともとあまり気が利いた会話をすることができない。12年前とそのことが変わっていないことをすぐに見抜いたのだろう。会って3分後には、ずっと12年前、もっと遡れば17年前に彼らの家に住んでいたときの感じで会話をしていることに気がついた。 ホストファザーは相変わらずスポーツパパで、ラグビー選手らしき男性が通るたびに目をキラキラさせていた。なんでも飛行機で南アフリカの選手と一緒だったらしい。彼らのホテルもイングランドの選手と一緒だったとか。ホストファザーとはラグビーだけでなく、MLBNBAの話、そして日本スポーツのことについて話をした。ホストファザーにとっては初来日だったようだが、日本のことをとても気に入っているようでよかった。ラグビーW杯の時期がたまたま重なったことも良かったのかもしれない。

ホストファミリーのことについて、またアメリカにいた頃のことについて、まだまだ考えることはある。今後数日間で少しずつ味わいながら考えていきたいと思う。