Life Itself

生活そのもの

2019/08/11

アメリカに留学していたときの友人と久し振りに連絡を取った。

連絡を取ったタイミングはたまたまだったのだが、17年前のお盆前かお盆明けのこの時期にアメリカに出発したのだった。あの時17歳だったから、ちょうど同じ時間が経過したことになる。時間が経つのは早い。生まれてから17歳までの変化と、17歳から今までの変化を考えると、実感としては17歳からはほとんど変わっていない。赤ん坊から17歳までの変化なのだから、それは当たり前なのかもしれないが、それにしても変わっていない。高校を卒業して、大学に入って、成人して、社会人になって、結婚して、子供が生まれてと、もちろんいくつか変化はあったけれど、気分的には17歳のころとちっとも変わらない。残念なほど未熟で何もできず、人には迷惑をかけてばかりだ。子どもの頃に接した今の僕くらいの年齢のおじさんは、もっとしっかりしているように見えたけどなぁ。

17歳と今の自分を比較しても仕方がないが、17歳の頃は希望だけでなくて、目の前にあるアメリカでの生活に恐怖も感じていた。アメリカでの生活も順調とは言いがたく、日本ではできないような経験をいくつもしたが、それはとても貴重なものだったと今になっては言うことができる。17歳というのは、今までの人生を振り返っても大きなターニングポイントの1つで、それと比較するとほかの変化は大したものではないように思われるのも当たり前かもしれない。少し太りはしたけれど、体型だって見た目だって大して変わっていないのである。 しかし、昨年娘が生まれてからというのは、自分を大きく変えざるを得ない劇的な変化で、これがターニングポイントとなるのかは今はわからないが、とにかく17歳以来の刺激的な日々を過ごしているのは間違いないと思う。17歳から17年が経った。もう30半ば、まだ30半ば、きっとこれからが大切なのだ。そう思って、これからさらに早く過ぎていくだろう日々を大切に生きていかなければならない。