Life Itself

生活そのもの

2019/06/20

まもなく生後1年を迎える。昨年のこの時期のことを思い出して、1年前の今日、どんなことを考え、何を書いていたのか気になってたまに読み返している。
下記、2018/06/20付の日記の冒頭部分。


最近、祖母の記憶力が衰えてきていて、2,3時間前の出来事も忘れるようになっている。頻繁に祖母の家に呼び出されて、同じものを何回ももらうし、同じことを何度も言う。驚いたのは、弟の娘、僕の姪が産まれたことすら覚えていなかったことだ。弟も数年に1度くらいしか祖母に会いに来ないので、仕方がないのかもしれない。僕の母が会いに言ってもほとんど反応をしないらしく、身近なところにしか意識がいかなくなっているのだろう。何度もここで書いているように、僕の妻には天使のような笑顔で接している、たぶん今では僕よりも妻の方が好きなのだと思う。


この日は赤ん坊のことについては全く触れていない。祖母の物忘れがひどくなってきた時期だ。今では祖母の物忘れはさらにひどくなってはいるが、まだまだとても元気である。齢90。妻は赤ん坊を連れて頻繁に遊びに行っているのだが、祖母はそのことを非常に喜んでいて、妻に会えること、そして赤ん坊と触れ合えることを心から楽しんでいる。赤ん坊と同じような笑顔を祖母は見せる。僕のことはほとんど頭にないようだ。1年前は僕よりも妻のことが好きだと書いたが、序列的にはおそらく妻、赤ん坊が同列でかなり下に僕がいるような感じだと思う。というのも、先日遊びに行く予定だった日に、僕が体調不良で遊びに行くことができないことを妻が伝えると、祖母は「あっそう」と一言で片付けたらしい。数年前だったら、お粥を作ったり果物を用意したりして、とても心配そうにわざわざ家まで訪ねにきてくれていたし、病院にまでついてきてくれていた。多少悲しくはあるが、赤ん坊のことを可愛がってくれていて、また赤ん坊も祖母に懐いている姿を見るのはとても喜ばしいことだ。元気な祖母の姿を見ると僕も元気をもらう。


初めての誕生日、何をしようか考えている。