Life Itself

生活そのもの

照れた表情をする赤ん坊

妻が生後3ヶ月くらいの赤ん坊の動画を本人に見せたところ、声をあげて笑い、しかも照れくさそうにしていると言ってきた。今日は自宅勤務だったので、妻からそのことを聞いてすぐに赤ん坊の様子を見に行ったところ、動画を見ては満面の笑みを浮かべ、布団に顔を擦り付けることを何回か繰り返していた。布団に顔を擦り付けるのは照れ隠しだろうか。たしかに「やめてぇ」とでも言ってきそうな、照れた表情をしている。
照れているのは、4ヶ月前の自分の姿を恥ずかしく思っているからだろうか。そもそも、赤ん坊はその動画に映っているのが自分だと認識しているのだろうか。
 
いつまでかは忘れたが、赤ん坊を鏡に写して自分の顔を見せてみると、すぐに顔を逸らしていた。それが、数週間前からは鏡に映った自分をじっくりと見るようになった。赤ん坊と、鏡の中赤ん坊は確実に目があっている。鏡を見ることで自分を認識したのかもしれない。赤ん坊は動画に映っているのが自分であることをわかった上で、以前の自分の姿を恥ずかしく思っているということなのか。だとすれば、すごい成長ではないか!以前の自分と今の自分を比較するなんて。
 
本当のところはどうかはわからない。動画の自分を自分だと認識しているかもわからないし、もし認識できているのだとしても、それが過去の自分なのか今の自分なのかを区別するのはきっと難しいことだろう。
 
赤ん坊はそろそろハイハイを始めそうな気配を見せている。昨日くらいから、足を交互に前に出すようになった。肘を伸ばしきっているので、前には進むことができていないが、ハイハイするのも時間の問題だと思う。
 
しかし、布団に顔を擦り付けることもそうだが、最近赤ん坊は顔を何かに擦り付けることがあって、その姿がひどくかわいい。抱っこをしていると赤ん坊は僕の胸にも顔を擦り付けてくるのだが、擦り付けるだけでなくて左右に頭を振るので、見上げてきた顔をみると、鼻のあたりが少し赤くなり、乱れ髪になっている。もしかしたら顔のどこかが痒いだけなのかもしれないが、顔を擦り付けられるというのは非常に愉快なものである。