Life Itself

生活そのもの

2018/09/10

知人の誕生日プレゼントを買いに出かけたときに、ビートルズのアルバムジャケットのジグソーパズルを見つけて思わず買ってしまった。
『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』と『Abbey Road』があってどっちか迷ったのだけれど、『Abbey Road』にした。
 
一昨日、昨日と赤ん坊が寝ている時間を見つけて妻と組み立てているのだが、僕はこの有名なジャケットをちゃんと見たことがないことに気づいた。
4人が信号を渡っているのだが、どういう順番で歩いているのか。ジョン、リンゴ、ポール、ジョージの順で歩いているのだけれど、その順番を気にしたことがなかった。当時の4人の関係性や、語られているそれぞれの人間性を考えると、この順番はとても興味深い。
それに、ポールが裸足で歩いているということも初めて知った。左利きのポールが右手で煙草を持っていていることが、ポール死亡説の1つの根拠になったとかというのはどこかで読んでいたが、裸足であることは今まで知らなかった。裸足なのはポールだけである。
 
パズルを組み立てる作業というのは、絵をじっくり見ることになるので、とてもおもしろい。パズルをしている間に1つの絵と何時間も接することで、見えてくるものがあるというのか。
Abbey Road』をはじめ、ビートルズのアルバムジャケットはどれも有名なので、ひと目見ればすぐにそれがどのジャケットなのか判別できる。判別しているだけ、反応しているだけで、見てはいないのだ。何時間も絵と接してようやく反射的な反応が薄れてきて、それを見ることになる。
 
パズルにはまってしまいそうだ。問題は、作ってもそれを飾る場所がないことなのだが...。