Life Itself

生活そのもの

2018/08/14

原因はよくわからないが、育児休暇を終える直前から睡眠障害の症状が現れだし、ここ数日ほど寝付きが悪く、熟睡することができていない。もっとも僕の場合、この症状がひどくなると朝方まで眠ることができなくなるのだが、そこまで悪い状態ではない。ただ症状が出てしまっているので、次の日に疲れが溜まってしまう。今日は、今も含めて1日中頭痛がひどかった。
 
これまでにもこの症状については日記で書いているが、いつも診てもらっている医師が言うには脳が敏感になりすぎていることが原因だと言う。なぜ敏感になっているのかはよくわからない。CT、MRI検査どちらもしたが、脳に異常があるわけではない。
 
育児休暇が終わる直前からこの症状が現れだしたということは、その時期に脳が敏感になり始めたということ。育児休暇を終えるために、会社の人と手続きのことでやりとりをし始めた頃だ。この手続きでストレスを抱えたことは事実であるが、そんなにひどいものでもない。だが、これまで赤ん坊と妻とだけ接していた意識が、急に外に向けられたというのは大きな変化であったかもしれない。意識が外に向けられたことで心の乱れが生じたのか。
 
赤ん坊は瞬間瞬間で成長し、変化する。その瞬間瞬間変化していく様子が、じっくり見ていればわかるから不思議である。考えてみれば、変わらないものなんてこの現象界においてはないのだけれど、赤ん坊と接していると、この変化というものにを強く実感するようになる。変化と接し、触れ合う。
 
外に出るということは、僕が作り出した固定観念で固められた世界に出るということ。この固まった世界に対して、僕は牽制した状態で挑む。固まっているのだから(僕が固めているのだけれど)、変化は感じづらくなる。育児休暇中の変化を感じやすい環境から、感じにくい環境へ出ていったことで、脳は敏感になっているのかもしれない。
 
これからずっと外に出ていれば、脳は慣れてくれるかもしれない。でも、本来、世界は変化するものなのである。それを赤ん坊は教えてくれた。赤ん坊とそれ以外の世界のギャップを今僕は感じているのだろう。そのギャップというものが存在することは今までも書物や人から聞いていたが、僕自身が体感するのは初めてである。自分で固めてしまったものを解放していくということほど難しいこともないけれど、まずは実感できたのだから、少しずつ意識的に解放していければと思っている。
 
今日、ヨガ・スートラの勉強会に参加してきた。先生は、ヨガのテーマは心の乱れからの解放であると言っていた。ヨガとは、自らの体で行う解放の実践であると言ってもいいのかもしれない。
まずは、毎日のヨガを続けていきたい。あとは瞑想だ。解放していきたいと言いながら、現段階ではこれくらいしかできることは思いつかないが、ヨガを実践していくことで、外の世界がどう変わっていくのか見ていきたいと思う。