Life Itself

生活そのもの

2018/02/01

どうしてももう一度「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async」を観たくなって、仕事後、走って映画館に行った。

また箇条書きで、どうでもいいこと含めて書いておこう。

 

・当たり前の話だけど、座る場所が少し変わるだけでも、音の聴こえ方が違うのだ

 

・前回「solari」が始まったと同時に気になった耳鳴りの音だが、今回はあまり気にならなかった。曲が始まる前から構えていたからかもしれない。曲の途中は前回とは違った心地よさ、耳鳴りも気にならず、音楽そのものに全てを委ねているような心地よさがあった。だが、曲が終わった瞬間に大きな耳鳴りがした。ただの静寂の音かもしれない。

 

・ノイズってなんだろう。いろんなノイズが鳴っていた。ノイズによって息苦しくなったり、深く呼吸ができていたり、体が強張ったり、弛緩したりと変化していることに気づいた。緊張と弛緩。ゆらぎ。音って実は体に強く作用するのかもしれない。

 

・たぶん「tri」だったと思うけれど、この曲の間、ずっと左の鼓膜が振動していた。ポコポコと振動していた。左耳にとってはあんまり気持ちいいサウンドではなかったのかもしれない。でもどのような反応のあり方にしろ、鼓膜が音楽に対してしっかりと反応していることに気づくなんて初めての経験だ。

 

・明日までの公開ということもあって、人多かったなぁ。

 

・ガラス板をこすり合わせて鳴らす音が凄かった。前回よりもよく聴こえた。不思議な音だった。途中目を瞑って聴いていたが、何かの唸り声のような、決して無機質とは言えない、正しい言い方かはわからないが原始的な音のように聴こえた。