Life Itself

生活そのもの

2018/01/31

用事があって父に電話をすると、剥離骨折をしたと聞いた。骨折をしたのが右足で運転には支障がなく仕事にも行けているようで、来週自分で運転して福岡まで来るらしい。

 

剥離骨折したなんて聞いていなかったので、すぐに母に電話をすると、「そうなのよぉ」と笑いながら言ってきた。

母は結構大変なことがあっても、僕を心配させないためなのか、わざわざ知らせてくるということがない。だから、久しぶりに電話をする時は、何も起こっていなければいいのだけれど、と少し不安なきもちになる。

先週久しぶりに電話をしたときは、猫の癲癇が再発して大変だったということを聞いた。1時間毎に癲癇の発作が起こるので目を離すことができず、父と交代しながら様子を見て、その次の日に病院に連れて行って3日ほど入院させたらしい。糖尿病の症状が安定したと思ったら、今度は癲癇だ。母も気が休まらないと言っていた。

 

よくよく聞いていると、父が骨折したのは、この夜通しで交代で猫の面倒を見ていた時のことだったらしい。母と交代するために起こされた父が、部屋の床に積み重ねてあった本だかBlu-rayだかに足が引っかかって、それで足が捻れたのだとか。父の部屋は本とBlu-ray Discで埋め尽くされてある。足に引っかかったと聞いても驚きはしない。だが、なぜ先週電話した時に父が骨折したことを知らせてくれなかったのだろう。そのときにはまだ判明していなかったのだろうか。それとも猫のことで頭がいっぱいで、骨折したとはいっても仕事にあまり支障のない父のことを言うのを忘れていたのだろうか。そこのところは詳しく聞いていないのでわからない。

 

猫はいま癲癇の薬を飲んでいる。症状自体は出ていないが、キーっと鳴いたり、部屋の隅に行ったりと癲癇が起こりそうな気配は見られるようだ。なにより母から離れようとしない。母がどこかに行こうとするとついて回る。全く目を離すことができなくて大変だと言っていた。