Life Itself

生活そのもの

2018/12/03

数ヶ月前から天井の壁紙が剥がれてきてガムテープの補強などでごまかしてきたのだけれど、ここ数週間でガムテープの補強では間に合わないほど剥がれ具合がひどくなってきて、1週間ほど前に業者を呼んで見てもらった。
業者が言うには、おそらく僕らが住む前の家族が出ていった後に壁紙の張替えをした業者がひどい手抜きをしたらしく、それが影響で剥がれてきているということだった。リビングの天井の壁紙はすべて貼り直しが必要となり、それに伴いリビングの物を整理しなければならなくなった。リビングにあるものは本、CDが中心で、すべて僕の物だ。
 
僕は片付けが苦手で、片付けている途中に手に触る物1つ1つに気がとらわれてしまうから、時間がかかるし、僕自身もすごく疲れてしまう。それでなかなか片付けが進まないのだが、そうなると妻が動くこととなる。妻は片付けが得意なのでそこは問題ないのだが、ただでさえ赤ん坊の世話で疲れているところを僕の物の片付けでさらに負担をかけてしまう。
今日は妻に指示を受けながら自分でCDを片付けることとなった。案の定、1つ1つのCDをじっくり見てしまって時間がかかったが、それでも数十分で片付けができた。指示してくれた妻のおかげだ。しかし、片付けをしたことで眠っていたCDを見つけることができて、昔よく聴いていたCDを改めて聴き直そうとやる気になってしまった。さっきはtortoiseの『It's All Around You』を、今はトム・ヨークAtoms For Peaceを聴いている。トム・ヨークの歌声自体を聴くのが久しぶりだ。

2018/12/02

生後150日目。
 
実家に帰省するくらいからその予兆と言うか、僕らが知らない間に体勢がいつの間にか変わっていたりして、いつ寝返りしてもおかしくない状態だったのだけれど、今日赤ん坊が寝返る姿を妻が見たらしい。僕はまだ見ていない。これが早いのか遅いのかはわからない。4ヶ月健診でいつ寝返ってもおかしくはないと言われていたので、いつ寝返るのかとずっと構えていた。僕はまだ見ていない。
 
寝返るようになったということは、赤ん坊が自ら視点を変えることができるようになったということで、赤ん坊にとっては世界が広がる大きな一歩で僕らにとっても大変喜ばしいことではあるが、一方で不安もある。僕らが寝ている間に寝返ってうつぶせになり、そのまま呼吸できなくなるということだけは絶対に避けたい。これまで以上に注意して見ていかなければいけないということだ。
 
実家から出るときに、母が「寂しくなるね」と赤ん坊に向かって言っていたのが頭に残っている。正月に帰るからすぐにまた会うことができるけれど、赤ん坊の1ヶ月というのは長い。母も1ヶ月半ぶりに赤ん坊に会って、それを感じたのだと思うし、そう言っていた。
寝返るようになったことで、これからの1ヶ月はまた大きく成長することだろう。

2018/12/01

今日のは珈琲を上手く淹れることができた。嬉しい。美味。
 
Apple Watchを購入した。きっかけは医者に心拍数が上がりやすい傾向にあるから、気をつけておくように言われたからだった。
まだまだ使いこなすことはできていないが、普段の生活やヨガなどのワークアウト中の心拍数を測ることで、どの行動がどれだけ体に負荷をかけているのかがわかるというのは便利だし、生活の改善に繋がっていくんじゃないかという気がしている。ヨガをするにしても、どのアーサナがどのくらい負荷がかかっているかわかるので、ある程度体に負荷をかけたいときにはこのアーサナを、といった感じでヨガができるのかもしれない。
 
一番便利だと感じているのは、マインドフルネスだ。マインドフルネスモードにすると、設定した呼吸の長さを手首のバイブを通して知らせてくれて、一定のタイミングで深い呼吸をすることができる。1分からマインドフルネスができるので、トイレに行ったときなどちょっとした時間でリセットするためにマインドフルネスをするということをしている。仕事中でも呼吸を整えることができる。呼吸を整えるという意味ではこれ以上なく便利だし、その効果を既に実感している。
マインドフルネスという言葉は流行り言葉のようなもので、中にはマインドフルネスという言葉を嫌っている人もいるが、呼吸に集中する、意識を感覚に向けるという点においては、マインドフルネスも瞑想もヨガも何も変わりはない。マインドフルネスというのもただの言葉だ。簡単にできるのであれば、マインドフルネスだって何だってそれに越したことはない。1分でもやるのとやらないのでは違う。Apple Watchのマインドフルネスで、普段の生活の質が正しい方向へと変わるような期待を感じている。

2018/11/30

今日からブログをあげていくことにする。
 
実家に帰省して、久しぶりに猫と触れ合った。しばらく安定していた血糖値がまた上がってきているらしく、すこし弱っている様子ではあったが、何回か僕らへ顔を見せにきてくれて、また赤ん坊とも対面していた。猫は一定の距離を置きながらも興味深そうに赤ん坊に近づいていてしばらく様子を窺っていた。猫はもう13歳、人間で言えばおじいちゃんくらいだと思うが、小さい頃から気質は全く変わらないし、綺麗な目で優しくこっちを見つめてくる。本当に綺麗な目だ。見つめてくるときの目というのは、赤ん坊の目ともよく似ている。
 
猫はストレスがかかると体調が悪くなりやすいようで、短時間しか接することができなかったのは少し残念だった。だが、1年前には先は長くないと言われた猫が、弱っているとはいえ、今は元気に歩いている。僕らが騒がしくすることで猫に負担をかけたくはない。できる限り長く生きてほしいし、これから先、歩き回るようになった赤ん坊のことも見てほしい。

2018/11/29

帰省中は、結局何の問題もなかった。母の赤ん坊への接し方が上手く、娘もとてもなついていた。母が接しているときは機嫌がいいのに、僕や父が接すると泣きそうになる。女性が好きなのか、男性が苦手なのか、そ僕と父の接し方に問題があるのか、それとも…これ以上は考えないことにする。
 
何の問題もなかったが、赤ん坊を連れて外泊するのは予想していたよりも大変で、どっと疲れてしまった。何より持っていくものが多い。ミルトン用具に簡易布団にメリージム。これだけで両手が塞がるほどの荷物になるが、それ以外に赤ん坊の着替え、ミルク、おむつなどももちろん持っていかなければならない。それに僕と妻の荷物。車のトランクだけでは足りず、助手席などにも載せてギリギリすべての荷持が載せることができた。あまりにも荷物を持って行きすぎたかといえばそうでもなくて、どれも必要なものだった。赤ん坊を外泊させるのに毎回これだけの用意が必要と考えると、正直面倒だなぁと思ってしまう。
それにどこかに行こうとするたびに、赤ん坊をベビーシートに乗せなければならないのがまた大変なのだ。この作業は毎回妻がするのだけれど、時間もかかるし体に負担もかかるしできつそうだった。いちいちベビーシートに乗せられる赤ん坊にもストレスがかかっていそうだった。
 
今回は初めての外泊だったから、次回からはもう少し効率よく動くことができるかもしれないが、大変なことには変わりない。まぁ、でも大変なことも回数を重ねていくうちに慣れていくかもしれない。
疲れた。今日はこれにて終わり。

2018/11/28

多少の不安な気持ちを抱えながら、実家に帰省した。車中、赤ん坊はずっと寝ていて、何ごともなく1時間半ほどのドライブを終えることができた。
家に入ると赤ん坊はすぐに起きたが、我が家にいるときと同じようなリラックスした状態で、機嫌よく過ごしていた。久しぶりに会った母に抱っこされて、何が面白いのか爆笑していた。
 
母は1ヶ月半前と比べて顔が少し変わったと言っていた。ずっと一緒にいるとその変化に気づきにくいが、確かに少し顔が変わってきたかもしれない。
母が僕が赤ん坊だった頃の写真を見せてくれた。顔が娘とそっくりだ。これまで赤ん坊は妻に似ているとばかり言われていたのだけれど、写真を見ると僕に似ているし、母も僕の赤ん坊の頃に似ていると言っていた。1ヶ月半前はそうは思わなかったらしい。これからどんな顔の変化を見せるのか、楽しみだ。
 
赤ん坊の機嫌が心配だったが、過剰な心配だったようだ。安心した。

2018/11/27

平野啓一郎の『決壊』を読み終えて、少し重い気持ちを抱えた状態で次に何を読もうか迷ったのだけれど、積読にしていた堀江敏幸の『その姿の消し方』を読むことにした。
今年は赤ん坊が産まれたこともあって『なずな』を立て続けに2回読み、その後すぐに『河岸忘日抄』を読んだ。どちらの小説も、その物語を読んでいる時間は特別なものになっていた。日常に寄り添いながらも、その日常の中に特別な時間を刻んでいた。特に『なずな』ほど人生に彩りを与えてくれた小説も今までにない。『なずな』の物語は僕にも妻にも、今でも寄り添っていて、僕らの子育てを励ましてくれている。
で、『その姿の消し方』だが、昼休みの15分程度の間しか読んでいないが、とてもおもしろい。『決壊』は先が気になって次々とページを進めたくなる小説だったが、『その姿の消し方』は今日読んだところだけでも3つの詩が出てきて、何度も戻っては詩を読み返し、少し先を読み進めるといった感じで、1ページ読み進めるには時間がかかるが、本の世界に入っている時間は長く、濃い。しばらくの間、この物語とともに生活できることを嬉しく感じている。
 
明日から1泊2日で実家に帰省する。片道約1時間半のドライブで、赤ん坊には負担がかからないか、実家に着いてからも何も問題なく過ごすことができるか不安ではあるけれど、初めての旅行だ。不安な気持ちになっているとその気持は赤ん坊にも伝わるだろうから、楽しい気持ちで1泊2日を過ごしたいと思う。母は赤ん坊と最後に会ったのが1ヶ月少し前。あれから大きくなっているし、だいぶおてんばになっているが、会わせるのが楽しみだ。