Life Itself

生活そのもの

2019/10/14

朝一で写真撮影。天然スタジオ。昨日熱があったから心配ではあったけれど、今朝には熱は下がっていた。で、3人ともいつもより少しだけオシャレにして、撮影場所である大濠公園へ向かった。ところが、昨日の高熱の影響か、撮影中、娘の機嫌があまり良くない。誕生日と一緒だ。なかなか笑顔を見せない。植本さんも娘の機嫌を良くしようといろんなことをしてくれたのだが、頑固な娘は数回程度しか笑顔を見せなかった。1歳3ヶ月であっても、そりゃ日によって機嫌は違う。笑わないのは仕方がない。娘が成長して写真を見る日がきたら、今日がたまたま機嫌が良くなかったのだと、写真撮影をする日に限ってあなたはいつも機嫌が良くないのだと説明してあげよう。写真は後日データで送られることになる。僕らも娘の機嫌取りに必死だったが、写真がどのようになっているか楽しみだ。

友人も天然スタジオで写真を撮ることになっていて、友人の写真撮影後、お茶をしようということになった。本当は公園でゆったりとお茶をと思っていたのだけれど、準備が遅れたため一旦家でゆっくりしてもらおうとしたところ、そのまま家でお茶をすることになった。友人には2人の男の子がいて、狭い我が家に今日は3人の小さい子どもと4人の大人が集まった。娘用のおもちゃがあって、2人の男の子はそのおもちゃで遊んでくれて、それは良かったのだが、7歳になる男の子は次第に飽きてきて、ほかに遊ぶものを見つけるために部屋の中を探索し始めた。途中、水木しげるの漫画を読んだり、たぷの里を読んだりしていたが、ミニスーパーファミコンを見つけて、それから普段からよくやっているからスーパーマリオワールドをしようと僕に言ってきた。それで、最初からゲームを始めてしばらくは男の子1人でゲームをやっていたのだけれど、2ステージ進んだところで躓いてそれからは僕に進めるよう命令があった。そこからはひたすらスーパーマリオワールドを進める作業。それはそれで面白かったのだけれど、ゲームをしている間にも下の男の子と娘がおもちゃの取り合いをして娘が泣くし、上の男の子に何かを取られたのかその仕返しでおもちゃで頭を殴るし、下の男の子はボールを持って僕と遊んでくれようとして、僕がその遊びに乗っかろうとすると、上の男の子が「さっさとゲーム進めて。何してんねん。」となぜか関西弁口調になって僕をマリオワールドから離させてくれないし、娘はずっとゲームをしている僕の姿を興味深そうに眺めて、余ったコントローラーを持ってボタンをぽちぽち押し遊び始めると、その操作は実際にはゲームには影響しないのだけれどそれを上の男の子に叱られて娘は泣く寸前の顔になるし、そんなこんなでマリオワールドと並行していろんなことが同時に起こっていた。しばらくの間、6畳の部屋はいささか複雑系であった。しかしまぁ僕がやっていたのは結局マリオワールドだけだったし、友人もマリオワールドの進む画面をじっと見ているだけという状況ではあったのけれど、とても楽しい数時間だったのは間違いない。子どもがいるとやはり子どもの世界に巻き込まれてしまって、映画や音楽やその他もろもろの大人の話?はなかなかできない状況になるのだが、子どもの世界というのはかつて僕らがいた世界であるし、とても居心地がいいので、友人同士でしたい話ができなくても、かなり楽しめるものであるのだ。ということがわかった1日であった。