Life Itself

生活そのもの

2018/12/06

今日は赤ん坊がBCGの予防接種を受ける日で、自宅勤務だったのだけれど、病院から2人が帰ってくるまでなかなか落ち着かなかった。赤ん坊が病気にならないためとは言え、一生跡が残る注射を打たれるのは気が重い。注射を受け終わって帰ってきてから、赤ん坊は注射を打たれるときは泣いたが、その後はあまり泣かずにじっとしていたと聞いた。僕はBCGの予防接種を受けたことがないのでわからないが、ぐりぐりと押されながら打たれると聞くし、とても痛かっただろう。赤ん坊は偉い。
 
そう、僕はなぜかBCG予防接種、いわゆるハンコ注射を打たれたことがない。小学校だったか一斉にハンコ注射を打たれていたのを覚えているが、その時僕含めて何人かは打たれなかった。僕の腕には日本人の多くにあるハンコ注射の跡がないのだ。おそらく既に抗体を持っていることがわかって、それで打たれなかったのだろう。
 
僕の父も祖父も結核を患った。どちらも症状がひどく、祖父は大量に血を吐いていたと何度も父から聞かされたし、父に関しても、中学の時の結核の入院が長引き、英語の授業についていけなくなったと聞いている。今日赤ん坊が注射を受けた医師からは、日本では結核を患う人が多いから注意するようにと言われたらしい。また、BCGの予防接種の効果が持つのは十数年だから、30代の女性は気をつけた方がいいとも言われたようだ。予防接種を受けたことがない僕はどうなるのだろう。
 
まぁとにかく、ハンコ注射を打たれて跡が残るとは言え、無事に済んだことに一旦は安心している。ハンコ注射はこれから時間をかけて腫れていって、あの跡が出てくるらしいから、経過はよく観察していかなければならない。