Life Itself

生活そのもの

2018/12/05

新生児の頃の写真や動画を改めて見ると、たった4ヶ月少し前のことなのにこんな顔や仕草をしていたのかと驚いた。もっと写真や動画を撮っておくべきだったとは思うけれど、あのときは精一杯で写真を撮るよりも赤ん坊との時間を、一瞬一瞬を大切にしたいと思っていた。今でもそう思うが、あのときよりは幾分余裕が出てきて、写真や動画を撮るにも赤ん坊の反応があるので、楽しみながら撮ることができている。
 
昨日抱っこ紐をして外を歩いていると、途中で起きた赤ん坊が顔を上げて僕の顔を見てくる。妻は授乳のときによくする顔だと言ってあまり珍しそうにはしていないが、僕にはあの上目遣いをしてくることはあまりない。本を読みながら赤ん坊と一緒の部屋にいるときに、赤ん坊の頭1つ分上で横になることがあって、たまにそのときに上目遣いの表情に出くわすこともあるが、そんなときは幸運だ。
 
僕はあまり出くわすことがない表情だけれど、赤ん坊が顔を上げて見せる表情とお互いに目を合わせるその瞬間というのを僕は後々までずっと覚えている気がする。その瞬間を写真や動画におさめることはできない。うまくすればできるかもしれないけれど、その動画を見る頃には僕はその感じで赤ん坊とは顔を見合わせていない。もっと可愛い表情をこれからしてくれるのかもしれないが、今の僕にはこれ以上にない最も可愛い表情なのだ。