Life Itself

生活そのもの

2017/12/01

ちょっとしたことで心が波立つ。以前からそういう性質だったが、ここ数日はことさらそうだ。

仕事場では努めてそれを出さないようにする。だが、仕事が終わるや、オフィスを出た瞬間に心がざわめき立ち、ちょっとしたことに心がとらわれる。

家の中ではそのような雰囲気を出したくないと思いはするが、難しい。優しい言葉をかけはしても、そこから何かしらの言葉が返ってくるとそのまま受け止めてしまう。言葉の勢いを一度どこかで一度落ち着かせて受けることができればいいが、それができない。

今日の妻はきつそうだった。痛みがずっと続いているようで、逃げ場がない。だから僕にあたる。それはいい。僕にあてることで逃げ場ができるのであれば、そうしてほしい。僕以外に痛みを逃す場はない、内に内に追いやるくらいであれば僕に思いっきりぶつけてくれ。

妊娠をすると夫婦間だけの関係性が出来上がる。これは妻が妊娠をして初めて気づいた。職場の先輩もそう教えてくれた。最近はよくそれを実感している。妊娠をするまでは、2人で暮らしているといっても、適当に心を泳がせることができた。だが、妊娠をすると心は向き合わざるを得ない。妻と僕。もしくは妻・腹の中の子供の2人と僕。その往復だ。今は妻から僕への方向が強くなっている。子供が生まれるまでは、ずっとそうだろう。安定期に入れば少しは緩やかになるかもしれない。子供が生まれれば新しい点ができて、心は動きやすくなるのだろうか。悲観しているのではない。今までとは違う、新しい関係性の中にいるということだ。

 

本が、音楽が、映画があって本当によかった。この世界と通底している違う世界があるということを感じることができる。

 

「今=ここ」にあれ、と?マインドフルネスに?

 

最近は「今=ここ」にとらわれている気がしてならない。