Life Itself

生活そのもの

2017/11/22

僕は日記が書けない。本当に三日坊主で終わってしまう。

一時期交換留学でアメリカにいた時に日記を書こうかと思ったが、何を書けばいいのかわからなかった。思い出した。アメリカに行ったばかりで学校もまだ始まっていない頃、生活がなんだか全然楽しくなくて毎日苦しかった。ルームメートはパーティばかり行って夜遅くに帰ってきて全然眠れないし、かと言って僕は外は危ないから一人では出るなと言われるし(わりと治安が悪い街だったから外出るなというのは当たり前のことなんだけど)。ずっと家にいて何もすることがなくて、でもそれでもアメリカに行ったばかりの頃だったから何もかもが新しいことの連続で、それをどう受け止めればいいのかわからず、もどかしかった。アメリカに着いて3週間くらいして、その頃は学校も始まっていた頃だと思うけれど、車で大きめのモールに連れて行ってもらって、そこで自由行動を許された。そこでようやくCDショップに行くことができた。当時好きだったミュージシャンの新譜がたくさん出ていたことを知っていたが、使えるお金もそんなになかったので、Coldplayの『a rush of blood to the head』とBeckの『Sea Change』の2枚を買った。その夜、帰って『Sea Change』を聴いた時に、もどかしい気持ちが一気に流れた感じがして。楽になった。その時の感覚を当時日記に書いた記憶があるが、書き終わった瞬間にあまりに感情が走りすぎて読めたものではないと思って、次の日から書くのを止めてしまった。今考えると当時の貴重な日々と、その時感じたことを恥ずかしい感覚でもなんでもいいから書き残しておけばよかったと思う。でも、その感覚は『Sea Change』を聴くと今でも思い出すことができる。『Sea Change』は今でも最も好きなCDの一つで、当時の僕の苦しさを流してくれたBeckにはずっと感謝している。

今朝、当時の友人からThanksgiving Dayのメッセージをもらった。

 

このブログは半分以上は日記のつもりで書いているので、出来る限り毎日書き続けたいと思っている。1行だけでも。

日記はなくなることがあっても、このブログは良くも悪くもおそらくなくなることがない。とりあえず書き続ける。