Life Itself

生活そのもの

2019/11/13

たぶん始まりは沖縄旅行の1日目だったと思う。いつものように、なにげなく娘手を繋いで階段をのぼった。娘は手をしっかりと繋いだ状態で、それこそ全身運動で脚を振りかぶって思いっきり上げて階段を1段1段のぼった。途中何度も躓いてこけそうになりながら。だが、階段をのぼるということをとても面白く感じたのか、それからエンドレスで階段の上り下りを繰り返した。もちろん僕か妻が手を繋いでいないといけないので、僕らも娘のペースにあわせて何度も階段を上り下りした。ホテルの飲み放題の途中だったので、僕は少し酔っ払っていた。

それから、娘は階段を見るとそれにのぼるのだと意思表示をするようになった。今日もそうだった。1歳4ヶ月の娘のペースにあわせて階段の上り下りというのは結構気を使うものだ。

手を繋いだ状態だと、くだるときよりものぼるときの方が怖い。体の重心が後ろに行きがちになるので、バランスを崩して後ろに転んでしまうのではないかという恐怖がある。だから、娘と手を繋いでいない方の手ではしっかりと手すりを握っていたいのだが、手を繋いでいるだけだと心許ないので、できればもう一方の手は娘の背中にあてておきたい。娘は最近、歩くときには手を繋ごうとしてもそれを振り解こうとする。今のところ階段ではしっかりと手を繋いでくれているが、もし階段でも手を解こうとしたら、それこそ怖い。

娘と一緒に階段を上り下りするのはむずかしいという話だ。