Life Itself

生活そのもの

2018/11/05

今日は赤ん坊が生まれてからちょうど4ヶ月目だ。体重6200グラム、身長62センチほど。数字に表すとだいぶ大きくなったことがわかる。
昨日、今日と赤ん坊はだいぶお喋りで、いろんな喃語を発している。声量も僕や妻よりずっと大きいし、よく通る声だ。今朝は大声で泣いて起きたが、その声量も凄まじかった。
 
赤ん坊はメリージムがお気に入りで、いつも1人で楽しそうに遊んでいる。たまにテンションが上がりすぎたのか、縦に置いていたはずの体が横になっていることがある。
外にはだいぶ慣れてきたが、まだ完全には慣れていない。外では家の中で見せるような満面の笑みを見せることがない。今月末に泊りがけで実家に連れていく予定だが、ストレスがかからないか心配である。メリージムなどを持っていこうか迷っている。
 
僕が5歳くらいのとき、1週間以上祖母の家に泊まったことがあって、父はわざわざ僕のお気に入りのおもちゃを持ってきてくれた。なぜか父が近いうちにおもちゃを持ってきてくれるはずだという確信がずっとあって、僕はそのことを祖母に言っていたのだが、本当に持ってきてくれたときはさすがに驚いた。縁側の窓から父がおもちゃを抱えて持ってくる姿は、とてもかっこよく見えた。なんせ何も言わなくても僕の気持ちがわかっていたのである。あのときのことを久しぶりに思い出した。20歳の時、1ヶ月入院したときも、病院に備え付けのテレビにビデオデッキをセッティングしてくれた。その時は医者や看護師にも結構突っ込まれて、すこし恥ずかしかった。
親になって初めて、父の僕に対する愛情を感じる。どのような気持ちで祖母の家まで来たのか、少しわかるような気がする。父と母方の祖父母はあまり親しくなかったのは、子どもながらに見てわかっていた。それでも1人で、僕のおもちゃを届けるためだけに祖母の家にやってきた。
 
父はとても不器用だが、何も言わなくても僕が喜びそうなことをやってくれる。たまに超能力者のようになるのが不思議だ。