Life Itself

生活そのもの

2018/05/16

今日は自宅出勤の日だった。出産後は頻繁に自宅出勤制度を利用する予定なので、このタイミングで試すことができてよかった。

自宅出勤で気づいたことが何点かあった。自宅出勤だとレコードを聴きながら仕事ができると思い、ウキウキしていたのだけれど、実際のところレコードで音楽を聴くのは難しいのがわかった。A面が終わってから、盤面を裏返す作業をするのが億劫で、いちいち集中力が途切れてしまう。A面が終わってそのままにしておくわけにもいかず、都合のいいタイミングで裏返すことができないので、ずっと音楽を気にすることになってしまう。音楽でリラックスすることが目的のはずが、逆に音楽にとらわれてしまう。結果的に、ずっとCDで音楽を聴くことになった。

ここしばらくずっとレコードで音楽を聴いていたが、CDで聴くのも悪くはなかった。別にCDを悪く思っていたわけではないが、知らず知らずの内にレコードで音楽を聴くモードになってしまっていて、そこから抜け出せなくなってしまっていた。昼からいつもより少し大きめの音量で音楽を聴いていると、いい気持ちで仕事をすることができた。

仕事をする時の感じと、この日記を書く時の感じとでは全く違うということに気付かされた。この日記を書いている時は、レコードを聴いていても問題ない、というか盤面を裏返す作業を含めて、レコードで聴くことの煩わしさを楽しみがら聴く余裕がある。書く時に集中していないわけではないが、どこか余裕を感じながら仕事ができ、対象と自分に確実な空白がある。対して、仕事の時はそんな余裕はない。繰り返しになるが、レコードで音楽を聴くのは煩わしくなるし、次から次へと仕事が入ってきて、対処するのに精一杯だ。自宅で仕事をしていても、あっという間に定時を迎えることになった。

ただ、余裕はないとは言っても、自宅で仕事をするのはとても快適で、オフィスとあまり変わりなく仕事ができることがわかった。出産後も問題なく仕事ができそうで良かった。

2018/05/15

妻と一緒に母親学級に行ってきた。病院主催のもので、内容は出産の流れと入院予定の病室について。

 

妻がこれから確実に経験する陣痛や破水というものがどういうものであるか説明を受け、僕が体験するわけではないが、その凄まじしい内容に恐怖感を覚えた。痛みを意識せずに、痛みから自分自身を引き離していかにリラックスできるかが重要であるいう。それはヨガで学んでいることではあったけれど、そんな究極的な状況で実践できるか。僕にはおそらくできない。でも、妻はヨガをやっていて良かったと言っていた。僕としてできることは、妻がリラックスできるようにサポートするだけである。

 

今までほとんど予想すらすることができなかった出産について、僕自身も少しは覚悟ができたように思う。出産する側はもちろん体力勝負となるが、それを支える男性も体力が必要だという。今から少しずつ体力を付けていかなければならない。

2018/05/14

昨日も書いたように、今回のCircleは雨がひどくて体が冷え切ってしまい、十分に楽しむことができなかった。長靴にカビが生えてしまってつい先日捨てていたところだったので、やむなくサンダルで行くことに。サンダルで会場を歩き回ることはスニーカーよりも断然快適だったと思うのだけれど、ずっと素足だったので足から冷えてしまった。コーネリアスまで観たかったが、とても我慢できなかった。

 

十分に楽しむことができなかったと言っても、観ることができたボアダムス高田漣さん、細野さんはどれも素晴らしく良くて、行ってよかったと思う。

特にボアダムスは前から2列目で、強烈なEYEさんの姿を観ることができた。2年前のフジロックでも観たが、その時とはまったく印象が違った。ちゃんとした曲をやっていて、EYEさんもノリまくっていた。最初の登場から強烈で、ステージの前にたって、前にタッチパネルでもあるかのように手を上下左右に動かしていたのだが、その動きにあわせて音が鳴るのである。どのような仕掛けになっていたのかはわからない。普通に考えれば、たぶん予め音を作っていてそれにあわせていたのだと思うのだけれど、どうなのだろう。手品師のような登場から始まり、その時点でがっつり観客の心を掴んでいた。それからのEYEさんは踊りまくり煽りまくり。憑依されたかのようで圧倒的な存在感だった。ある意味では宗教的とも言えるほどで、観客席側の一体感も凄かった。僕は同一化することが苦手なので、途中目を瞑ったりしながら聞いていると、いつの間にかEYEさんが観客席側にダイブしてきていた。うーん、ごちゃごちゃだったけれど楽しかったなぁ。たまたまその前夜に『風の旅人』創刊号を読んでいて、生物の生死について考えを巡らせていたのだが、今回のボアダムスのライブは生物の根源的なところ、古代の人間から今まで共通しているところを音に具現化しているような印象を受けた。

2018/05/13

Circleから帰ってきて、夕食を食べ、ようやくひと段落。

雨がひどくて体が冷えてしまい、コーネリアスを見ることなく、細野さんを見終わって帰った。

数年前にと比べて、体力が落ちてしまっている。

また明日。

2018/05/12

今日は障害が発生して、1日大忙し。仕事終わってホッとすると、しばらく耳鳴りが止まらなくなった。
 
明日はcircleだ。細野さんに高田漣さん、そして今年はボアダムス、トリはコーネリアス。めちゃめちゃ豪華。今日は疲れたし、明日に備えて早く寝る。あまり雨降らなければいいのだけれど。

2018/05/11

何度も何度も同じ失敗を繰り返してはこの日記で書いて、今日も繰り返した失敗について書こうとしている。本当に馬鹿なことだ。同じ失敗を繰り返すのは誰でもあることだけれど、僕はそれを気づいてここに書いている。自覚的だ。それなのにまた繰り返す。

昨日、ワインを飲んだのたけれど、また寝ることができなかった。体は疲れて眠ろうとしているのに、脳がそれを許さない。寝に入ろうとした瞬間、脳が強制的に目覚めさせる。それが10分ごとに起こる。酒を飲んだらそうなることを知っていたはずだ。何回もここに書いている。そのせいで、今日は1日きつかった。

しかし、原因がわからない。脳のCT、MRIどちらも撮った。血液検査もした。検査結果は何も問題ない。

起きているときは、ほとんど何も起こらないのだ。たまに耳鳴りがするくらいか。寝るときだけなのである。ピクツキが起こったり、昨夜のように脳がぐるぐる動き回ったり。本当に何なのだろう。

来週病院だ。そこのところを一度聞いてみなければならない。

2018/05/10

昨日、15年前にアメリカでお世話になった家族へ、ようやく結婚と出産の報告をした。安定期が過ぎてからはいつ報告してもよかったのだけれど、何となく遅れてしまい、出産予定日まであと2ヶ月というこの時期での報告となってしまった。

 

本当は昨年アメリカに遊びに行く予定だったのだが、昨年のちょうどいまくらいに妻が倒れて、その後結婚、妊娠と続き、頓挫した。アメリカにいってから15年という1つの節目でもあったし、アメリカの家族も高齢になってきたということもあって昨年行くことにしていた。でも、考えてみればあと4年くらいすれば子どもを連れてアメリカ行ってもいい時期だ。20年という節目になる。4年後を楽しみにしよう。

セブンイレブンのPB商品だと思うのだが、Yosemite Roadというワインが売っている。とても安い割にそこそこ美味しく、ワインと言えばもっぱらこのワインばかり飲んでいるのだが、本当は味なんてそんなに重要ではなくて、Yosemite Roadという名前だけで買っている。Yosemiteこそが15年前に過ごした場所で、本当にYosemiteで作られているかはわからないが、Californiaと記載されているのでそんなに遠くはないだろう。Yosemite Roadのラベルだけで、もっと言えばその文字の羅列だけで思い出すものがあって、それを眺めて何かしらのアルコールを摂取すれば気持ちよく酔っ払うことができる。

 

気持ちよく酔っ払うことはできるのだけれど、このYosemite Roadを飲むたびに、あぁアメリカの家族に報告しないとといつも思っていた。たかが報告といえばそのとおりなのだが、もはやほとんど忘れかかっている英語を使って報告するのも骨が折れるもので、重い腰が上がらなかったのだ。

 

とりあえず、今日はYosemite Roadを飲む。