Life Itself

生活そのもの

2018/05/14

昨日も書いたように、今回のCircleは雨がひどくて体が冷え切ってしまい、十分に楽しむことができなかった。長靴にカビが生えてしまってつい先日捨てていたところだったので、やむなくサンダルで行くことに。サンダルで会場を歩き回ることはスニーカーよりも断然快適だったと思うのだけれど、ずっと素足だったので足から冷えてしまった。コーネリアスまで観たかったが、とても我慢できなかった。

 

十分に楽しむことができなかったと言っても、観ることができたボアダムス高田漣さん、細野さんはどれも素晴らしく良くて、行ってよかったと思う。

特にボアダムスは前から2列目で、強烈なEYEさんの姿を観ることができた。2年前のフジロックでも観たが、その時とはまったく印象が違った。ちゃんとした曲をやっていて、EYEさんもノリまくっていた。最初の登場から強烈で、ステージの前にたって、前にタッチパネルでもあるかのように手を上下左右に動かしていたのだが、その動きにあわせて音が鳴るのである。どのような仕掛けになっていたのかはわからない。普通に考えれば、たぶん予め音を作っていてそれにあわせていたのだと思うのだけれど、どうなのだろう。手品師のような登場から始まり、その時点でがっつり観客の心を掴んでいた。それからのEYEさんは踊りまくり煽りまくり。憑依されたかのようで圧倒的な存在感だった。ある意味では宗教的とも言えるほどで、観客席側の一体感も凄かった。僕は同一化することが苦手なので、途中目を瞑ったりしながら聞いていると、いつの間にかEYEさんが観客席側にダイブしてきていた。うーん、ごちゃごちゃだったけれど楽しかったなぁ。たまたまその前夜に『風の旅人』創刊号を読んでいて、生物の生死について考えを巡らせていたのだが、今回のボアダムスのライブは生物の根源的なところ、古代の人間から今まで共通しているところを音に具現化しているような印象を受けた。