Life Itself

生活そのもの

2019/10/21

この1週間くらいのことだと思うが、娘と僕の間で、この数日間は妻も加わって、ある表情でコミュニケーションを取るようになっている。それはただ鼻の下を思いっきり伸ばすというだけのものなのだが、歯が少ない娘がその表情をするととても面白い顔になる。それを見た僕や妻が笑って、娘がさらに笑い返すというだけのこと、他人から見れば何が面白いかわからないだろうが、僕ら家族にとっては3人が必ず笑顔になる大事なコミュニケーションになっている。

今朝、保育園に行くために娘と2人で家を出るや、娘はすぐに泣き始めた。今日に限らず、最近は家を出た瞬間に泣くことが多い。保育園が嫌というよりは、妻と離れるのが嫌ということだろう。エレベーターを降りる頃には泣き止んでいるのだが、保育園に行くまでずっとおとなしかった。駅に着くのがいつもより数分早くなり、その分電車に乗るまでに時間ができた。娘もじっとするのに飽きたのか周りをキョロキョロし始めたので、娘を笑顔にさせようと、控え目に鼻の下を伸ばした。すると、娘も控え目に鼻の下を伸ばした。その控えめさ加減が、我が娘ながらなんとかわいかったことか。娘を保育園に送り届けたあとは会社の最寄り駅に着くまで満員電車に乗らなければいけないのだが、控えめの鼻の下の表情の余韻で今日は疲れることがなかった。