Life Itself

生活そのもの

2019/09/19

妻にも手伝ってもらいながら、東京旅行の大方の準備は済ませることができた。

 

旅行で悩むことの一つ。それは道中に読む本についてである。娘が一緒だからほとんど読むことはできないかもしれないが、それでも持っていく本はとても大事だ。
本がない旅行は考えられないし、好きな本でも旅行中には向かない本がある。旅行の気分と本の感じが合えば、その本を読むだけで旅行のことが思い起こされるようになることもあり、旅行も本も忘れなれないものになる。本の中に旅行が入ってくる、というのか。だから持っていく本はよく見極めなければならない。

 

保坂和志の小説に関するエッセイ本?を一冊。そして電子書籍でキャッチャーインザライの原書を一冊。これは、直近で読んだ英米文学の本であり、かつ英語がわかりやすいと思われることから、英語に慣れることを目的の一つとして。悩んでいるのがもう一冊である。できれば日本の小説がいい。最も有力なのは、筒井康隆の小説。電子書籍で購入する予定にしているが、筒井康隆は選択肢が多すぎてそれでまた悩んでいる。

 

旅行で一番楽しいのは、もしかするとこの旅行前の本を選んでいる瞬間かもしれない。

 

…あまり悩んでいる時間はない。今日は会社の飲み会なのである。東京行きが決まるずっと前からこの飲み会は決まっていた。僕もずっと楽しみにしていた。だが、明日は5時起き。あまり深酒できないのが残念だ。
というか、今日から三夜連続で飲む予定で、なんだか今夜は明日からの旅行の前座みたいな感じになってしまった。それでも楽しみなことには変わりない。

 

娘の風邪がうつった気がするのが少し気がかりではあるが、ボブディランの前座のキングスオブレオンのようなつもりで、心から楽しんでこようっと。