Life Itself

生活そのもの

2019/09/06

・昨夜は妻と娘とは別の部屋で寝た。2人とも寝込んでいる場合、どうするのがベストなのかよくわからないが、他に頼る人がいない以上、夫婦共倒れだけは避けなければならない。

今朝には妻の熱は下がっていた。が、喉がやられたらしく、おっさんのような声になっていた。いつ熱がぶり返すかもわからないし、今日は早めに仕事を切り上げることにした。

17時前に一緒に病院へ。結論、妻も娘も風邪は大したことはなかった。2人とも症状が悪くなっているような感じはない。とりあえず安心した。

・娘と一緒にいると、よく誰かから見られているように感じることがある。だいたいの場合、それは第六感とかそういうのではなく、実際に誰かがこっちを見ている。見られているように感じやすいのは、相手が普通ではない表情をしているからだ。娘を笑わせようと変顔をしてくれているのである。

昨日、銀行に振り込みに行ったとき、ネパールとかインドあたり出身っぽい顔立ちの若い男性から見られているような感じがした。僕が接したことのあるネパール・インド出身の方々はみんないい人なのだが、彼らは彫が深く目つきも鋭いので、目が合うとときどき怖く感じることがある。恐る恐る彼の顔を見てみると、とても整った顔立ちを最大限に崩して娘を笑わせようとしていた。娘はそれを見て、ヘッヘッヘっといった感じで笑っていた。僕が視線を合わせようとすると、彼ははにかむような感じの笑顔を見せた。銀行を出るとき、その整った顔をほとんど崩さないままウインクをして、娘に合図をしていた。

表情からうかがえる限りではとてもシャイな若者に見えたのだが、好んでそうしてくれているとしても、娘のために変顔をしてくれたのだ。なんだか僕が嬉しくなってしまった。 日本人の若者も変顔をして笑わせようとしてくれることもあるのだが、大抵は複数人で一緒にいるときで、1人きりでいる若者が変顔をしているところに出くわしたことはほとんどない。僕だって1人でいるときは、赤ちゃんと目があっても、微笑むくらいで変顔まではしない。ところが、外国人の方々は1人だろうと複数人だろうと構わず赤ん坊のために変顔をする。これは日本人と外国人の気質の違いなのだろうか。

1つ言えることは、赤ん坊のために変顔をしてくれることは、親である僕らにとってはとても嬉しいことであるということだ。嫌な感じは全くない。 僕は娘が生まれる前、赤ん坊と目が合った時には、微笑むことでさえも変な人と思われるのではないかと思って控えていたが、そうする必要はない。微笑みウェルカムだし、変顔なんてスーパーウェルカムである。今度赤ん坊と目があったら、1人でも変顔をトライしてみようかしら。でも、人前で変顔をするってやっぱり勇気がいることだ。