Life Itself

生活そのもの

2019/07/31

娘とお転婆っぷりは、もう手をつけられないくらいにまでなっている。おもちゃはたくさんあるのに、おもちゃでは遊ぼうとせずに、ティッシュやらビニールやら本やら、おもちゃではないものをおもちゃにしてしまって、ずっと遊んでいる。それらを遠くにやって、おもちゃのある場所へ連れて行っても、猛スピードでハイハイして、いつのまにか元の場所に戻っている。ハイハイでこんな感じだったら、歩くようになったらどうなるのだろうか。 ことばが通じないから、言って聞かせることはできない。少し怒った顔と声色をしてみせても、それを見て笑う。いや、怒っているんだけどな。割と本当に。イヤイヤ期と呼ばれる時期になったらどうなることだろう。いや、先のことは考えない、考えない。

今日気づいたら、娘は鼻をほじっていた。妻に伝えると、最近よく鼻をほじっているそうだ。この歳になって、今も鼻をほじるクセがある僕には娘を叱る資格はない....ん?僕を見て鼻をほじるようになったのか。今書きながら気づいた。いや、きっとそうだろう。鼻をほじっている僕の姿を見て、その真似をしているのだ。 チョコモナカジャンボを食べていると、笑顔でキャッキャっと言って寄ってきた。遊んで欲しいというよりは、そのチョコモナカジャンボをくれと言っているようだ。僕が口に運ぼうとすると、娘も同じタイミングでチョコモナカジャンボの方に口を開けて食べようとする。これは食べてはいかん。オトナの食べ物だ(本当は子どももたくさん食べるけど)。ぶくぶく太って取り返しのつかないお腹になるぞ。そんなことばは通じない。必死でチョコモナカジャンボから遠ざけた。というか、ちょっぱやで食べてやった。

僕がやっていること、食べているものを見て、娘はそれを真似しようとしている。あまり気が抜いた姿を見せることはできないということだ。今は僕の姿を見て笑って少し真似をするくらいだが、それが軽蔑の眼差しになるのはそんなに遠い未来のことではない。女の子の子どもがいる友人は、そう言っていた。娘の物心がついてからすぐにシャキッとすることはできない。今のうちから少しずつシャキッとしていかなければいけないのだろう。