Life Itself

生活そのもの

プレイマットでヨガを

赤ん坊は家中を動き回り、掴めそうな高さのものがあればどこでもつかみ立ちをするようになって、どこでどのような状態から転げ落ちるかわからなくなったことから、リビングのほぼ全面にプレイマットを敷くようにした。2人掛けのソファーをリビングに置いていたのだが、それにもつかまり立ちをして危ない感じだったので処分して代わりにローソファーを購入した。
 
赤ん坊のために整えた今の環境だが、これが思いのほか僕や妻にとっても心地よくなっている。ローソファーにしたことで部屋に圧迫感がなくなり、広く感じられるようになった。ソファーにくつろぎながら赤ん坊の相手をできるというのは僕ら親にとっても赤ん坊にとっても楽だし、双方の視線の差というものがなくなった。これは結構大切なことだと思う。
 
何より一番快適なのは、プレイマットの存在である。プレイマットがあるおかげで、ヨガマットを敷かなくても、リビングにいながら簡単なストレッチやヨガのアサナをできるようになった。ヨガをするモードに切り替えることなく、赤ん坊の相手をしながら、テレビを見ながら簡単なヨガをすることができるということだ。本気でヨガをしている方には怒られるやり方かもしれないが、「ながらヨガ」であっても数分でもヨガができれば体の調子というのは全く違ってくる。ヨガはヨガマットでやるものと決めてやることはいいことだと思うけれど、それは少し窮屈でもあって、ヨガマットに乗る=ヨガをやるモードに切り替わるということが煩わしくなって、結果ヨガをやらなくなる。まぁ、それは僕の怠惰のせいだ。でも、ヨガマットを敷かずとも家の中のどこでもヨガをできるようになれば、きっとヨガをする時間は増える。ローソファーだから、ソファーにちょこんと座って、座布団の上に座ったような楽な状態で瞑想をすることもできる。生活とヨガの垣根がなくなってくる。生活の一部にヨガが入り込んでくる。スマホを触るくらいの感じでヨガができるようになればな。