Life Itself

生活そのもの

生後10ヶ月目

昨日、僕以外の男性に赤ん坊が初めて興味を持ったところを目撃した。それも白人のイケメン。顔ちっちゃい、身長でかい。あるイベントでその男性と接する機会があったのだが、最初に接したときから赤ん坊の反応が異常によく、その後赤ん坊は彼に少しでも近づこうと僕の腕から離れようとしていた。僕はそれを少しだけ阻止した。
昨日その男性と一緒に写真を撮ったのだが、その写真を見せると赤ん坊はキスをする。その他の男性にはキスをしない。僕の写真を見せると、それにはキスをしてくれる。白人の男性の1.5倍はあるだろうその顔写真に。良かった。いや、本当に良かったのか。本当は赤ん坊は小さい顔が好きなのではないか。そして、果たして、赤ん坊は初恋をしたのではなかろうか。あんな反応を見たことはない。だとすれば早すぎる。早熟が過ぎる。将来心配だ。
 
今日は生後10ヶ月目の日だった。毎月、レコードと一緒に写真を撮るようにしていて、今月は折坂悠太の『平成』と一緒に写真を撮った。2ヶ月ほど前までは赤ん坊を寝かせた状態で写真を撮って、赤ん坊とレコードの大きさを比較することができたが、今回は赤ん坊を寝かせることはもうできなくて、座らせた状態で、しかも赤ん坊がレコードを掴もうとするのを阻止しながらなんとか写真を撮った。数ヶ月前と比べるとどれほどレコードが小さく見えることか。
 
来月からは保育園に入れることになっている。保育園が見つかっただけでもありがたいと思わなければならないのだろうが、保育園に入れることをあまり考えたくない。妻が復職する関係上、仕方がないことだし、しばらくすれば赤ん坊も慣れるのかもしれないが、心配しかない。ついに来月。赤ん坊にとっても僕ら親にとっても大きな変化である。大げさに考えすぎだろうか。保育園に入れば、好きな男の子でもできるのかもしれない。キスをするのではなかろうか。やはり心配だ。