Life Itself

生活そのもの

驚きのお座り、そして『Hochono House』

生後8ヶ月と1日。赤ん坊は、今日いきなりお座りをするようになった。昨日までの動きでまったく予兆がなかったわけではなかったが、お座りをしたい感じではなかったから驚いた。昨日の日記にも書いたように、赤ん坊は立ちたがっているばかりで、お座りには興味がなさそうに見えたのだ。夕方くらいに一度お座りをすると、その後は当たり前のように何度もお座りをしている。赤ん坊の成長というのは、ほんとうに予測不能だ。
 
今日は待ちに待った細野さんの新譜『Hochono House』の発売日。今日驚いたのは赤ん坊のお座りだけでなくて、このアルバムを初めて通しで聴いたときもだった。とても期待していたのは間違いのだが、予想していたのとは全く違っていて、1曲1曲驚きの連続である。宅録で打ち込みということは知っていたから、『Hosono House』とは全く違う感じになるのだろうと、ザ・バンドっぽい土臭さはなくなるのだろうと思っていたけれど、土臭さがなんだ、こんな玉手箱みたいなアルバムになるなんて。ぶっ飛んでしまった。細野さんはいつまでたっても天才だ。
音色豊かで、とても新しく、それでいて懐かしくあたたかい気持ちにさせてくれる。『Hosono House』を経ての『Hochono House』だから、何度も何度も聴いたアルバムの再構築だから、聴いていて懐かしさと新しさを同時に感じる。初めての体験かもしれない。近いとすれば、しっかりと聴いておかないと原曲がなんだかわからない(一時期の)Bob Dylanのライブのような感じか。これは今年一番のスルメアルバムになりそうだ。