Life Itself

生活そのもの

モンパチ

僕は一度も参加してことはないのだけれど、今日、妻と赤ん坊が育児サロンなるものに参加してきて、月齢が近い赤ん坊や母親と触れ合ってきた。妻はこの育児サロンに積極的には参加してこなかったので、同じくらいの月齢の赤ん坊と接するのも久しぶりだったが、参加しなかった2ヶ月ほどの間に、赤ん坊がどれほど成長したか改めて気づく機会となったようだ。
赤ん坊はまだ外にいると少し警戒心を持つが、今日は警戒心を持ちつつも家と同じような行動をして、他のお母様や保育士さんを驚かせたらしい。まず、赤ん坊は既にハイハイをしているのだが、この月齢でハイハイをしているのは結構早いとのこと。先日ずりばいをしたと書いたばかりだが、昨日あたりからハイハイをするようになった。ハイハイせずにその場にいるときでも、腰を高く浮かせたりするのだが、同じくらいの月齢の他の赤ん坊はそのようなことはしないようだ(あくまで今日育児サロンに参加していた親子での話ではある)。赤ん坊は最近よく動き回るので、お腹の贅肉がどんどんなくなってきている。体が締まってきた。
 
娘は他の赤ん坊のチリチリとなった後ろ髪に触ろうとしたり(自分もチリチリしているくせに本人は気づいていない)、他の赤ん坊が遊んでいるおもちゃを掴もうとしたり、やりたい放題だったようだ。他人に迷惑をかけないようにしなければならないけれど、言ってもわからないもんなぁ。これからさらに好奇心が出てくるだろうから、注意深く見ておかなければならない。
 
つい先程までWOWOWモンゴル800、モンパチの日本武道館での結成20周年ライブが放送されていたので何気なく観ていたが、懐かしい曲ばかりが流れてきてテレビの前を離れることができなくなってしまった。Wikipediaで確認すると、『Message』が発売されたのが2001年。当時僕は高校生だったが、周りにいた同年代の友人たちはほんとにみんな聴いていた。僕が住んでいた寮では、中高6学年、どの学年の部屋に行っても必ず『Message』がスピーカーで流れていたように思う。寮生みんなが『Message』を持っていたわけではなかったが、僕含めて数人が持っていた『Message』が又貸し又貸しで各部屋に周っていき、それぞれの部屋で何度もリピートして流れていた。アルバムを持っていなくても、部屋に入れば勝手に流れてくるような状況だったのである。
 
僕が持っていた『Message』は最終的に誰の手に渡ったのかわからなくなり、手元から消えてしまった。改めて『Message』を購入することもなく、高校を卒業する頃には『Message』を聴いているやつも少なくなって寮内で聴く機会もほとんどなくなり、大学進学後以降いまに至るまで一度も通しで聴く機会はなかったけれど、それでもあれだけ聴いたアルバムである、しっかりと頭の中に残っていた、今日ライブを見ていて、『Message』の歌は歌詞を見ずとも今でも歌うことができた。昨年のフジロックでも『小さな恋のメロディ』は大合唱だったから、僕と同世代や少し上の世代、そして下の世代まで、日本中の多くの人が同じように歌うことができるんじゃないだろうか。インディーズとして出たアルバムで、しかも当時はYouTubeSNSもなかったのに、これって凄いことだ。