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Vampire Weekendの新曲は最高だ!

Vampire Weekendの新曲がとてもいい。今年中には新譜が出るとのことで今から楽しみだ。昨年のFuji Rockでのライブは、ハッピーなライブだった。Bob Dylanの後の出番で、僕はBob Dylanのライブに満足してそのまま帰ってもいいくらいの感じでいたのだけれど、ライブが始まるとそのハッピーな雰囲気にすっかり魅了されて、結局最後まで観てしまった。どの曲を聴いても、彼らにしか出せない感じがあって、聴く人を幸せな気持ちにさせること、決して不快な印象は与えないのはすごいと思う。以前一度だけ会ったことのある人が、せっかく音楽を聴くのだからハッピーな気分以外になりたくないと言って勧めてくれたのが、ベル・アンド・セバスチャンだった。ベル・アンド・セバスチャンもハッピー感はすごいが、Vampire Weekendは個人的にもっとすごいと思う。
 
2月にはベイルートの新譜だ。最近なかなかレコードを聴くことができないでいるが、赤ん坊が大きくなればまた聴く機会も増えると思うので、レコードとCDどちらも購入する予定でいる(こんなことしているからすぐに金がなくなる。あと10日間、食費以外に使える金はもうない)。前作『No No No』はこれまでのベイルートのアルバムでも、最もよく聴いたアルバムとなった。ベイルートだけでなく、すべてのミュージシャンが出したアルバムの中でも、再生回数はトップ10に入るのではないだろうか。『No No No』はとても聴きやすい。自然体で無理なく聴くことができる。それでいて、ベイルートらしさがある。ライブに行きたくて行きたくて、でも行けないからYouTubeでライブ映像ばかり見ている。今年新譜が出るから、来日してくれないかと期待している。
 
Vampire Weekendもベイルートも僕と同世代、ほぼ同じ歳だ。同世代だから響くものがあるのかもしれないけれど、彼らの音楽は僕らの世代を越えていく気がする。Vampire Weekendはしばらく新譜が出ていなかったから心配だったが、今回の新曲を聴く限りだとパワーアップしている、僕は新曲がこれまでの曲で一番好きかもしれない。それにカップリングの曲は細野晴臣のカバーだ。世代を越えて、国境を越えて、違う形になって受け継がれていく。James Blake、ケンドリック・ラマー、カマシ・ワシントン。同世代の彼ら、日本で言えば星野源だってそうだし、ceroもそうだし、最近知ったけど折坂悠太とか中村佳穂、少し下だと青葉市子ちゃんやnever young beachなど、みんな既に有名で、これからは世界中で知られるようになって、影響を与えることになるだろう。新しいのと同時に、これまでの音楽へのリスペクトもあって、聴いていてとても楽しくなる。
 
Vampire Weekendを赤ん坊に聴かせてみると、機嫌よく手足をバタバタさせていた。赤ん坊もハッピーになる音楽なんだろう。明日久しぶりにウクレレベイルートの曲練習しようかな。