Life Itself

生活そのもの

うつ伏せで寝る赤ん坊のこと

昨夜トイレに行きたくなり起きてふと赤ん坊の方を見てみると、横に寝ている妻の布団が、赤ん坊の口から鼻のあたりにまで掛かっていた。驚いてすぐに赤ん坊からその布団を剥がし、呼吸をしているか確認をした。幸い、赤ん坊は何事もなくすやすやと寝ていて、問題はなかったが、あまりにも焦ってしまったからかトイレに行くのも忘れて、それからしばらく横になって心を落ち着けるためにスマホでネットサーフィンをした。そのままいつの間にか寝落ちて、しかしトイレに行かなかったから尿意でまた起きると、今度は赤ん坊がうつ伏せになって寝ているではないか。起きて動いている様子はない。血の気が引いてまた飛び起き、赤ん坊を仰向けの状態にして生存確認をすると、赤ん坊は何かと言わんばかりにもぞもぞとして起きた。1回目のときには妻は起きなかったが、2回目には飛び起きるようにして赤ん坊の方へ向かったから、妻も起きた。妻にそれまでの2回の事件を話すと、心配そうにはしていたが、うつ伏せで寝ていることは最近はたまにあると言っていた。しかし、うつ伏せで寝ているのを見るのは心臓に悪い。心の底から恐怖を感じた。
赤ん坊には呼吸が検知されなければ警告音が鳴るような小さな機械をおむつに挟んで取り付けて寝かせてはいるが、妻も僕も熟睡していれば警告音に気づかないかもしれないし、そもそもうつ伏せの場合に正常に警告音が作動するのかわからない。完全にはあてにはできない。
 
自由自在に左右に寝返りができるようになったのは、赤ん坊にとっては素晴らしい成長の一歩だが、寝ている間に寝ぼけて寝返りをして、そのままうつ伏せで寝るというのは本当に注意しなければならない。
 
昨夜は2回立て続けにそういったことがあったから、恐怖心からか、そのあと寝てもすぐに起きるということを10回くらいくり返し、そのたびに顔を上げては赤ん坊の状態を確認したのであった。