Life Itself

生活そのもの

2018/12/25

昨日と比べると赤ん坊も妻もだいぶ元気になったので、今更ではあるけれどお宮参りを決行することにした。神社では関係のないことだが、クリスマスの日で、大安そして晴天。出産前に安産祈願で行って以来、行っていなかったので、妻はずっとそれが気になっていたようだ。
僕は着慣れないスーツを着用して、妻はワンピースで少しキレイめの格好をし、そして赤ん坊にも晴れ着を着せた。僕はほとんどスーツを着ることがないので、スーツを着るだけで気分が変わって少し緊張してしまう。緊張で不機嫌になり、その不機嫌が妻にも伝わってしまう。せっかくのお出かけなのに、ちょっとした険悪ムードだ。そんな僕らを横目に、赤ん坊はいつもどおりだった。なんなら、これまでよりも鼻が通るようになって、機嫌がいいくらいだったと思う。その機嫌が神社にいるときまで続き、赤ん坊は今日のイベントを楽しんだようだった。
 
境内でのお祓いの際には太鼓の音が鳴ったり、シャンシャンと(この擬音語で書いてしまうと、いかにもクリスマスっぽくなってしまう)鈴の音が鳴ったりするし、神主さんの祝詞は抑揚があるというか声の出し方が普通ではないから、赤ん坊は喜んでいるだろうなぁと思い祝詞が終わった直後に赤ん坊の顔を見るとやはり満面の笑みだった。一番機嫌がいいときの笑い方だったから、それを見て吹き出してしまった。僕ら以外に誰もいなくてよかった。いや、決していいことではないだろうけれど、赤ん坊は幸せな気持ちになっていて、その笑顔に対して笑ったのだから、許してくれると思いたい。