Life Itself

生活そのもの

2018/11/20

1週間後に実家に帰る。
父は姪にじいじと呼ばれているそうだが、それが気に入らないらしく、娘にはグランパと呼んで欲しいと母伝いに言われた。たぶん弟にはじいじと呼ばせるな!とは言えないだろうから、姪からじいじと呼ばれることはもう諦めているのだろう。でも、まだことばを覚えていない娘なら間に合う。
 
グランパ、いい感じだ。父はじじいと感じはするが、じいじだと少し違和感がある。じいじよりはグランパの方があっているように思う。
 
昨日のほぼ日刊イトイ新聞で下記のように書かれていた。

世間では、「おじいちゃんですね」と決めつけるのだが、
その呼び方だけは、ちょっと避けて通りたい。
おとうさんには、じぶんの意思でなるのだけれど、
おじいちゃんになるのは、向こうからやってくることだ。
 
世間のおじいちゃんが皆どうしているかはわからないけれど、おじいちゃんにだって、おばあちゃんにだってどう呼ばれたいか要求していいはずだ。
 
僕は父方の祖父について、おじいちゃんとも呼ばず、じいじとも呼ばず、グランパとも呼んでいなかった。もちろんじじいとも呼んでいなかった。具体的な呼び方については少し恥ずかしいので書かないけれど、その呼び方は祖父の要求だったのか、それとも父がそうさせたのかわからないが、他にはない呼び方で今となってはよかった。とても厳しい人だったけれど、僕にはとても優しく、いつも笑顔だった。祖父に対する呼び方は結構いろんなところで使われている言葉だが、その言葉を耳にすると、いつもではないが祖父の顔が思い浮かぶことがある。
 
さて、僕にしても妻にしても、娘にどう呼んでほしいかということは全く考えていない。ただ、父がグランパで母がグラマだとすると、僕はパパで妻はママの方がバランスはいい。
世間の人たちは僕のことはパパと呼んでねなんて言っているのだろうか。それとも自然にそうなるのだろうか。娘が呼びたい呼び方であるのが一番いい。父はもうグランパで決定だけど。