Life Itself

生活そのもの

2018/10/22

赤ん坊にいくつか変化が見られるようになってきた。
 
オーボールを掴むとき、少し前までは一度両腕を開いてそこから挟み込むように掴んでいたのだけれど、最近はほぼ最短距離でオーボールを掴むようになってきた。モノとの距離感がわかり、手を意志するままに操ることができるようになってきているのだと思う。挟み込むように掴む姿はとても可愛らしく、その姿を見ることができなくなったのは寂しくもあるが、周りの環境に適応していく姿もまた愛おしい。
 
つい先程の話だが、いつものようにお腹がすいて泣き始めた。妻が忙しそうにしていたので、あやすために僕が抱っこをしたのだが、さらにひどく泣き始めた。呼吸が止まるほど全身を震わせて泣いていて、途中自分の唾液がのどに詰まったのか咳き込み始めたときは焦った。赤ん坊の尋常ではない泣き声を聞いて妻が来て、母乳をあげたのだが、母乳を飲みながらも赤ん坊はヒックヒック言っていて、泣いていたときの感じがおさまらない。本気泣きだった。今までも本気で泣いていたのだろうが、体も大きくなった分、今までとは全く異なる泣き方になっていた。妻がいてよかった。僕だけだと咳き込んだ時点で焦りに焦ってどうすればいいかわからなくなっていただろう。妻も言っていたが、母乳は最強だ。ミルクではたぶん泣き止まなかったと思う。
 
赤ん坊はどんどん成長している。その成長をすぐ傍で見ることができることはとても幸せなことだが、あまりにも近くで見ているせいか、急な変化を見せられると今日のように焦ってしまう。僕の方がその変化に追いついていないのだ。赤ん坊、恐るべし。