Life Itself

生活そのもの

2018/09/21

赤ん坊のための絵本の2冊目を購入した。松谷みよ子の『いない いない ばあ』。とても評判のいい絵本のようで、赤ん坊がほんとうに笑うと帯にも書いてあるが、どうだろうか。親の僕から見れば、とてもいい絵本で、絵もかわいい。
 
1冊目はナームラミチヨの『だっだぁー』だった。すべて擬音語のこの絵本は娘も気に入っていて、読んであげると絵をじっと見て、たまに笑う。好きな絵とそうじゃない絵があるようで、反応の違いがあって面白い。娘は水色の顔によく反応する。
 
いくら評判がよくても、僕らが親がいいと思って買っても、赤ん坊が気に入らなければ、とりあえずのところその絵本は用無しだ。いずれ気に入る時期もくるかもしれないから、とりあえずのところ、だが。
大人にも笑いや泣きのツボがそれぞれ違うように、赤ん坊にもきっと個人差はある。何が気に入るかわからないから、親としてはいろんなものに接する機会を与えたい。絵本もどんどん増えていくことだろう。
 
好き嫌いが多いのは困るが、親の顔色を伺って好き嫌いを決めるようにはなってほしくない。嫌いなら嫌いでいい。小さいことにも喜びを持てるようになってくれれば最高だ。『好き』や『泣く』ことを押し付けるようなものに接して、その思惑通りの反応をするばかりではなくて、作者が意図していないところでも、反応できるところを自分から見つけることができるような、広い視点を持つ子に育ってほしい。
 
そうは言っても、親が選択するものは少なからず赤ん坊に影響を与えるだろうから、責任重大だ。数多い絵本の中から、僕がいいと思うものを選択して買っているのだ。赤ん坊は自分では選択できないのだから、思い切って買うしかないのだが、おそらく僕が選ぶものには傾向があらわれてくるだろうから、意識していろんな違うものを与えてあげたい。