Life Itself

生活そのもの

2018/07/12

生後6日目。僕は外でやらなければいけない用事があり、3時間ほど外に出て歩き回っていたのだが、32℃という暑さもあって、体力を消耗してしまい、帰宅後ぐったり。
沐浴などの手伝いをするつもりが、いつのまにか寝ていて、結局また妻に任せることになってしまった。
 
赤ん坊はなかなか泣き止まない。母乳をあげても、その後顔を真っ赤にして何時間も泣き続ける。ミルクを追加すると寝てくれることが多い。まだまだ試行錯誤しながらやっていくしかない。
 
妻のストレスがかなり溜まっていることに今日気づいた。声をかけた後の反応などで少しおかしいなとは思っていたのだけれど、赤ん坊のことで妻へのケアが後手に回ってしまっていた。ストレスが溜まるのは当たり前だ。入院中は母子同室だったからあまり寝ることができず、帰宅後も数時間毎に授乳をしなければならないから、こまめに寝ていく他ない。赤ん坊は泣き続ける。体調はよくない。
せっかく育休をとっているのに、赤ん坊ばかりに気が向いていた。赤ん坊のことも大切だけれど、この1ヶ月間気を使わなければいけないのは、妻の体調のことだ。
 
妻が分娩室に入ってから、赤ん坊と出産後の妻に対面するまで3時間ほどかかった。あまりにも時間が長いものだから、心配になってきて、かと言ってできることは何もなく、本を読むにも頭に入らず、ただスマホを眺めしかなかった。その間、スマホに保存されている妻との写真を見返していた。付き合ってから結婚するまで9年半。そして結婚してからの10ヶ月。たくさんの写真があった。写真として残しているということは、その時楽しい時間を過ごしていたということでもあるのだが、改めて振り返ってみると、妻と出会ってから過ごした時間で後悔したことは1つもなかった。妻はいつだって僕によく接してくれていたし、一度だって裏切ることはなかった。とても真面目に向き合ってくれていた。改めてそのことに気づき、妻への感謝の気持ちでいっぱいになって、分娩室でどういう状態となっているかわからない妻に対して無事であることを祈って数分後に分娩室に呼ばれた。
 
これまでずっとよくしてくれた妻が今しんどそうにしている。この1ヶ月は妻への恩返しの時間だ。