Life Itself

生活そのもの

2018/07/05

とりあえず、今日の覚え書き。気力があったら、後日またまとめる。
 
5時頃、妻から陣痛が始まったとメールがきた。
すぐに会社へ休みの連絡を入れた。
 
落ち着くために、ヨガ(太陽礼拝)と瞑想をする。朝食を食べ、持っていくものを整理し、タクシーを呼んだ。
 
9時半に病室(陣痛室)へ到着。
妻はとても苦しそうだ。その時点で子宮口は4センチの開き。
 
一睡もできず、食べることも飲むこともできなくて、何度も吐いたようだ。
点滴で栄養補給をすることに。
5分間隔くらいで陣痛が起こる。
 
正午。子宮口は5センチ。あまり広がっていない。陣痛は3、4分置きで、とても辛そうだ。
 
僕ができることは限られている。というか、ほとんど何もできない。腰に手を当ててやるくらいだ。話しかけても答えることができないようで、ただ見守るだけだ。
 
14時。昼食を取って病室へ戻ると、子宮口が6センチほどしか開いていないため、陣痛誘発剤を入れ始めたと医師から説明を受けた。
 
15時。陣痛の間隔が1分置きに。子宮口も9センチ程ひらいたとのことで分娩室へ。
 
16時。分娩室はとても静かだ。妻の声も全く聞こえてこない。少し心配になってきたところで助産師が来た。分娩室に来てみませんか、今のところ血も出ていないし大丈夫ですよ、とのことで分娩室に行くことに。妻は平然な顔をしていて驚いた。体力がなく、いきむことが難しいという。10分ほど中にいたが、妻から出て行くように言われたので、また病室へと戻る。
 
そこから3時間ほど何も音沙汰なし。ただ、18時くらいに赤ん坊の泣き声は聞こえた。それが僕の赤ん坊のものかはわからず。分娩室に入っている間、何もする気にならない。本を2冊持って行っていたが読んでも頭に入ってこない。落ち着かない。とりあえずスマホを眺める。意味もなく。W杯の記事ばかりを読んで。
 
助産師の方に呼ばれたのが18時40分過ぎくらい。母子ともに健康で無事であると伝えられた。やはり産まれていたのか。聞くと、17時50分には産まれていたとのことだった。
 
分娩室に入ってすぐに赤ん坊の姿が目に入った。どうしていいかわからず、一旦妻の様子を見た。顔色は悪くない。もう落ち着いたようだ。妻と一声を交わしたところで助産師さんが赤ん坊を妻のところへ連れてきた。女の子だった。これが僕の娘なのか。抱かせてもらったが、あまり実感がわかない。2746グラム。思っていた以上に重い。
 
僕は赤ん坊を抱くとき、自分の号泣する姿を想像していたが、予想に反して全く涙はこみ上げてこなかった。ニュートラルな感情なんてことはないだろうが、でもやはりどこにも偏っていない無色の感情でただただ娘を胸で抱きかかえた。
 
たぶん15分くらい抱いていた。とてもかわいい。
はじめまして、有ちゃん。