Life Itself

生活そのもの

出産・育児に関する本と映画

今年に入ってから、妊娠と育児に関する本を数冊読み、映画を数本観た。大した量ではないが、ここにあげておく。
 
■本
・きみは赤ちゃん 川上未映子
・母ではなくて、親になる 山崎ナオコーラ
・なずな 堀江敏幸
・主夫のトモロー 朱川湊人
 
■映画
・Room レニー・エイブラハムソン
 
あくまで個人的な意見だが、もっとも印象に残り、出産後も再読したいと思った本は、『なずな』と『赤ちゃん教育』だった。
特に『なずな』に関しては、読みながら、これから迎える育児について勇気をもらい、また育児に関するポジティブな世界観を与えてくれた。育児をし始めるようになってから読むと、また感じ方が違ってくるように思われるので、近いうちに再読する予定だ。
 
金曜ロードショーだったか忘れたけれど、偶然テレビで放映されていた『そして父になる』は観てよかったと思う。誰か忘れたが、有名人の育児に関するインタビューで、子どもとどれだけ仲良くなるかは、絶対的に過ごした時間の量だと言っていた。血縁関係というのも重要かもしれないが、子どもと過ごす時間が、親と子ども双方にとってどれだけ大切であるかということ。映画を観て、僕自身がこれまで両親や弟と過ごした時間、そして祖父母と過ごした時間を振り返って、それがとても濃密な時間であり、両親が愛情を持って僕と接してくれたことを実感し、心から感謝した。僕も、できる限り多くの時間を妻と子どもと一緒に過ごしていきたいと考えるきっかけになった映画だった。
 
そして父になる』が良かったので、『万引き家族』も観たが、これもすごく良かった。もっとも『万引き家族』は育児に関連したところはほとんどないけれど、家族のあり方を考えさせるものだった。