Life Itself

生活そのもの

2018/06/22

今、僕ら夫妻は完全に「待つ人」で、なんとなく気が急いでいる感じがする。こっちがいくら前のめりになったところで、来る人=赤ん坊がやってくる日が早くなることはないだろうと思う。ただ待つしかない。でも、じっと待つことはできない。来る人のために何かしたくなる。その時のために色々と調べる。まぁそれ自体には何も問題はないのだけれど。
この少し気が急いている時に、スポーツを見るのはとてもいい。特にサッカーは流れが途切れることがないので、本当にいい。この時期にW杯が開催されていて幸運だったと思う。スピーディーでテンポが良くて。でもなかなか点は入らない。目が離せない。サッカーに見入っている時、たまに他のことは何も考えていないときがある。こんな時期に少しもったいない時間の過ごし方かもしれないが、考えない時間というのは貴重だ。
 
サッカーを見ている以外のときは、何かをしながら、考えながら、その時を待っている。昨夜、赤ん坊のことを考えていて、小さい頃の弟のことを思い出していた。
弟が喃語を話していた時のことまでは覚えていないが、話し始めの頃のことはなんとなく覚えている。少し舌っ足らずな感じでよく甘えてきて、本当に可愛かった。半年もするとその甘える感じがなくなってどんどん生意気になっていった。ある日、その生意気さが嫌になって、そんなことはできないだろうと思いながらも「前みたいに甘えるかちゅくんになってよ」というと、すぐにあの甘えた感じを出したのだ。弟は、小さい頃からとても賢いところがあった。今考えると、話し始めの頃から、弟は計算して甘えてきていたのか!僕にも親にも。