Life Itself

生活そのもの

2018/06/14

子どもができるということは、自分の命がもはや自分だけのものではなくなるということだ。
 
これから先、父の会社を継ぐことになる予定で、そういった意味では既に僕の命は自分だけではなくなっているのだが、会社には弟もいるし、他の従業員だっているわけで、もし僕がとうかなってもきっとどうにかなる。
だが、子どもにとって、血が繋がった父親は僕だけであるわけで、他にはいない。儚い存在と言える子どもが、産まれてすぐに所有するものは、両親の命なのかもしれない。親になるということは、今まで以上に自らの命に責任を持つこと。それが家族を持ち、子どもを持つということだろう。
感情に任せて行動することも控えていく必要があるだろう。もちろん喜びや楽しみといった感情はどんんどん子どもと共有していっていいだろうが、怒りの感情は抑えていかなければならない。怒りの感情に任せて他人とトラブルになることは、一番あってはならないことだ。
 
血液検査をして、あまり数値が良くない項目があり、改善する必要があると言われた。今すぐにどうなるというものでもないが、ここまま放っておいて10年も経過すると病気に繋がってしまう可能性があるそうだ。10年後は、まだ小学校も卒業していない。どんなに短命であるとしても、子どもが成人するまでは生きたい。これは欲だろうか。欲でもあるだろうが、僕の命が子どものものであるとすれば、勝手に死んでしまうのは子どものものを奪ってしまうことになる。
 
もっと自分の命について考えなければいけない。