Life Itself

生活そのもの

2018/04/20

Facebookのタイムラインを見ていると、Levon Helmのページから命日が2012/04/19であったことを知らせる内容が表示されていた。早いもので亡くなってもう6年が経つ。

 

Levon Helmが亡くなる前日だったと思う。今の妻と確かどこかドライブをしていて、Twitterを見ていた妻が「落ち着いて聞いてね」と切り出して、Jacob Dylanがツイートした内容を見せてきた。その内容を探し出すことはできなかったけれど、Levon Helmがもう危ない状態であることを示す内容だった。それから数時間して、Levon HelmのマネージャーであるBarbara O'Brienが、Levonが危篤状態であることを公式に声明を出したと記憶している。亡くなったと知らせがあったのは、その声明から1日くらい経ってからだった。

僕はその1年前くらいにWoodstockまでLevon Helmのライブを見に行っていて、それはこの日記でも書いたことだけれど、そのライブでもLevonはほとんど歌わず声もかれた状態だった。あまり体調が良さそうには見えなかった。それでも最後にライブに来た観客1人1人に挨拶していて、僕も晩年のあのしゃがれ声で「All Right!」と言ってしっかりと握手をしてくれた。声は出ていなかったが、とても力強かった。

2012年に入ってからLevonはライブに出ないようになって心配していたが、公式サイトでは心配はないと書いてあった。いつ癌の再発がしたのかはわからないが、治療して闘病していたんだと思う。それも叶わず、2012/04/19に亡くなった。

 

The BandのLast Waltzを初めて観たときから、どうしてかLevon Helmに魅了された。それが偶然にも『Dirt Farmer』を出した頃で、喉頭がんを経て声はだいぶ変わっていたけれど、このアルバムがあまりにも素晴らしくて、それから次の『Electric Dirt』に至るまで、The Bandの頃と同じくらい充実した音楽活動をしていた姿をリアルタイムで追うことができた。Woodstockまで行って生のLevonの姿を観ることができたのは、本当に幸運だったと思う。亡くなって6年経っても、僕の中でのLevonの存在はずっと大きいままだ。