Life Itself

生活そのもの

2018/01/21

今日、中古CDショップに行って新入荷コーナーを見ていると、レッチリの『Soul to squeeze』のシングルがあった。

 

1ヶ月以上前に『Soul to squeeze』でも書いたように、僕は15年前にアメリカに行く前にこの曲と出会って衝撃を受け、アメリカ行った後もCDショップを覗いてはこのシングルを探したものの、結局アメリカにいる間は手に入れることができなかった。アメリカから帰国した直後に発売されたレッチリのベストアルバムに収録されていて、以降はいつでも聴くことができるようになったわけだけれど、まさかこのタイミングで実物を目にすることになるとは思わなかった。

今では買おうと思えばAmazonでポチればすぐに手元に届くが、既にいつでも聴くことができるわけだし、わざわざネットで取り寄せようとも思わない。

ところが、店頭で実際に物に出会うというのはまた別だ。15年前にあれだけ探し続けた物が目の前にあって、いまそれを手に持っている。自分が住んでいる街のこのレコード屋で。なんともあっけなく出会ってしまった感もあるが、僕はずっとCDショップで出会うことを夢見ていたのだ。ずいぶん長い間忘れていたけれど。ネットで取り寄せるのではなく、買うためには出会う必要があった。

今日『Soul to squeeze』のシングルを購入した。購入したけれど、それは所有欲のために購入したのではない。いささか感傷的ではあるが、15年前の僕のために購入した。実際に物を目の前にして、とても見過ごすことはできなかったのである。