Life Itself

生活そのもの

2018/10/15

・夕食後、野球を観ながら横になっているといつの間にか寝ていた。ほぼ勝負が決まった9回になって安心して寝たようだ。引き続き風邪の症状があって身体は疲れている。とくにのどが痛い。会社でも風邪の症状で早退する者もいて、さらに用心しなければならないが、寝ている最中に身体が寒くて何度も起きてしまった、それでも疲れているからまた寝ようとする。その繰り返しだった。ようやく目が覚めて今これを書いている。
 
・区が開催している子育てセミナーに赤ん坊を連れて妻が参加しに行っていた。周りの子はほぼ同じ月齢の赤ん坊。比較、というのもあんまり良くはないが、僕らの赤ん坊は他の赤ん坊より頭が少し大きく髪の毛もふさふさだったらしい。もし少し頭が大きいのであれば、それは僕の遺伝である。娘はセミナー中に泣いていたかと思えば、横にいる男の子の服を引っ張ったりしていたらしい。いま流行り(少し前の流行りか)肉食系女子か。体重は5700グラム。生まれたときの2倍どころの大きさではない、順調に育っている。
 
・仕事のチャットツール上で、僕の書き方が悪かったのか、書き方に棘があると言われた。確かに納得がいかないことがあったからそのことについて上司に指摘したのだけれど、直接的に書きすぎたのかもしれない。口頭ならまだしも、チャットツールでうまくクッションを入れながら仕事の話をするのは難しい。絵文字を使うのもあまり好きではない。仕事だから言うことは言わなければならない。少しだけ考えた結果、できる限り柔らかく言うように努めはするが、多少棘があるような言い方(書き方)しかできない場合でも、言うべきことは言う、ということにした。でも、棘があると言ってくれる人でよかった。今さらこんなことを考えるのも馬鹿らしいことかもしれないが、新卒などではない今だからこそ、考える必要がきっとあるのだ。今回の上司みたいに棘があると感じたことを言ってくれるわけではないから、きっと今までそう感じさせたことはあったかもしれないし、今後もあるかもしれない。何かを人に言う前に一度思いとどまる、というのは当たり前のことだが、やっていないことの方が多い。

2018/10/14

夜はとても冷えるようになってきた。僕も妻も夏の寝間着のまま寝ていたからか、昨日から身体の調子が良くない。2人ともダウンするのだけはなんとか避けなければならない。
 
中高の頃は、寮生活で朝と夕方に必ず中庭に出ていたから、そこで毎日気温の変化を感じていた。朝は点呼のため、夕方は寮から自習塔に移動するためであった。中庭は風の通り道になっていたのか、いつも風が強かったように記憶している。ちょうど夜が冷え始めるこの時期には、寮生の多くが身を縮こませながら自習塔に移動していた。この光景をふと昨日思い出した、とても懐かしい。身を縮こませるようになってから数日以内に模様替えをしてみんな厚着になる。朝と夕方の風が季節の変化を教えてくれた。
 
朝の風も夕方の風もとても気持ちが良かった。寒くて仕方がない時でも、風はいつだって気持ちが良かった。高校を卒業してからは、朝や夕方の風を感じることもなくなって、季節を感じづらくなってしまたようだ。
風邪をひいて季節を感じるなんて恥ずかしいじゃないか。
身体を温めるために、今日はすき焼き、ご馳走だ。お腹が鳴っている。

2018/10/13

今日は赤ん坊が誕生して100日目。もう100日目かという気もするが、赤ん坊が生まれる前の100日と生まれたあとの100日では体感がまったく違う。この100日はとても長かった。
25歳を過ぎたあたりから1年1年があっという間に過ぎて、正月のあとはお盆そして気づけばまた正月といった感じだった。31歳の年なんてどこにいったのだろうと思う。何かの書類に31歳など書いた記憶がない。気づけば32歳と書いていた。今僕は自分の歳をすぐに言うことができない。
 
赤ん坊は、毎日目に見えて成長していく。その1日1日がとても大切な瞬間の連続で、それぞれに思い入れがある。日々とは繰り返しではなく、毎日違うものなのだ。毎日がイベントであるとまでは言わないけれど、毎日その日にしかない出来事がある。新しいことが毎日起こる。だから、日々が濃密で、とても長く感じているのだろうと思う。赤ん坊がいるからこそ、赤ん坊さまさまという感じだけれど。
 
赤ん坊はおしっこをしてもうんちをしても泣くことがない。それが今日はうんちをして泣いた。初めてうんちで泣いたと思う。100日目にして。

2018/10/12

・赤ん坊は荒井由実の『やさしさに包まれたなら』が好きなようだ。何が好きなのかはわからない。メロディーなのか、妻の歌声なのか、歌うときの口の動き方なのか。
対して、ミスチルの『Tomorrow Never Knows』はあまり好きではない。歌うと必ず泣きそうになる。『やさしさに包まれたなら』を歌う時はご機嫌になるのに。もっとも、僕が歌ってご機嫌になったことはまだない。
歌が好きなのはいいことだ。よく歌う子、よく踊る子に育ってくれれば、それほど嬉しいことはない。
 
・絵本が好きな赤ん坊。読み聞かせていていつも不思議に思うことがあった。それは、絵本の絵が載っているページではなく、文字だけが書いてあるページをよく見るいうことだ。
昨夜、試しに『なずな』を目の前に広げてみた。小さい文字なのに興味深そうにしている。文字が一体何に見えているのだろう。漫画を広げてみた。松本大洋の『Sunny』と安達哲の『バカ姉弟』。
どちらも広げるとご機嫌になった。特に『バカ姉弟』は好きなようだ。全ページカラーだからか。赤ん坊は『バカ姉弟』のおねいにそっくりだ。
 
・サッカーを観ながらビールを飲むことを今日1日楽しみにしていた。もうお酒は自由に飲むことにした。毎日飲むわけでもない。
薬のことは気にしない。ビールを飲む日は薬を飲まなければいいだけだ。薬のこと、病気のことをどこか気にしつつ飲むのは精神衛生上よくないし、神経質になることはきっと脳神経を過敏にする。薬に依存しない状態になるのがいいのは間違いないのだから、少しずつ薬の量を減らしていきたい。

2018/10/11

朝は、少し早めに放送されるBSの朝ドラを観ながら朝ごはんを食べるのが日課だ。だから、朝ドラが肌に合うかどうかは、気持ちよく会社に出かけることができるかにかかわってくるので、結構重要であったりする。
前回の『半分、青い。』は、朝から星野源の曲を聴くことができることは良かったし(録画を見るときも一度も主題歌を飛ばすことがなかったのは『あまちゃん』と『まっさん』以来だった)、キャストもよく、最初から最後まで観はしたのだが、物語の進み方に少し強引なところがあったように思う。不快とまではいかないまでも、モヤモヤとすることは多少あった。
10月始まった『まんぷく』だが、いろんなところで書かれているように、朝ドラの王道のような感じで、テンポがよく毎日楽しく観ることができている。15分があっという間だ。特に長谷川博己の役はとてもいい。技術屋でどこか不器用だが、真っ直ぐで、仕事も安藤サクラ演じる福子との恋も自然と応援したくなる。あとは、ハマケンが演じる牧善之介という役。ハマケンが「牧...善之介です。」というセリフを吐くだけで笑えてくる。しかし、在日ファンクであれだけ歌ってるだけであって、声がとてもいいのね。これからが楽しみなドラマだ。
 
普段、朝ドラ以外のドラマはほとんど観ないのだが、高橋一生小林薫が出ると知って、とりあえず録画しておいた『僕らは奇跡でできている』というドラマを昨日観た。とても良かった。
 
動物行動学を教えている高橋一生演じる主人公は、少し不思議な性格ではあるが、子どものような好奇心を持っていて、当たり前のことに対して疑問を投げかける。シマウマの模様はなぜあのようになっているのか、イソップ物語で亀はなぜ寝ているうさぎに声をかけなかったのか(これは少年が投げかけた疑問を高橋一生演じる主人公が考えるというものだった)。イソップ物語に関しては、一応答えのようなものを提示していたが、シマウマの模様については学生に考えさせるだけ考えさせて、答えはわからないというものだった。答えをすぐに求めがちな学生に対してわかりませんというのは、痛快だった。学生もそうかもしれないが、特に社会に出ると、どうしても答え、正解、結果をすぐに求めてしまう。世の中には答えなんてないもののほうが多いもんね。答えばかり求めるよりも、目の前にものに好奇心を持って、そして慈しむことのほうがずっと大切だ。そんなことを投げかけてくれているようで、今後どのような物語展開になるかはわからないが、楽しみにして観たいと思うドラマである。

2018/10/10

昨日からヨーロッパの大学で研究をしている従姉妹が祖母の家に泊まりに来ていて、会いに行った。祖父の葬式以来会っていなかったから、10年ぶりくらいに再会したことになる。
彼女はある病気に関して研究をしている。赤ん坊も一緒にいてぐずっていたからあまり長い時間話すことはできなかったが、ヨーロッパでの生活や研究のことなど、いろいろ聞くことができて興味深かかった。
 
留学の前に語学の勉強を始めたらしいが、30過ぎから勉強するのは大変だったようだ。研究も並行して行っていたし、仕事もしていたから、勉強の時間を見つけるのに苦労したという。
 
僕も海外の小説を原語で読みたい気持ちがあって(その気持ちをいつの間にか忘れていたけれど)、語学の勉強をしたいと思っているが、必要に迫られないからか、なかなか身が入らない。
学生の時には英語の勉強が好きだったから、受験のためでもあったが、何時間勉強してもキツさを感じなかった。今は英語の勉強すら続かない。小説も英語で読むこともあるが、最後まで読み終わることの方が少ない。
語学の勉強は根気が必要だと思う。必要に迫られれば勉強するだろうが、これから必要に迫られることはあるだろうか。仕事の関係上、今後外国に住むことがある可能性は少ない。が、そんなことを言っていてはいつまで経っても勉強することはない。
原語で小説を読みたい気持ちをせっかく思い出したのだから、とりあえず英語の本を読んでみよう。ずっと気になっていた(気になっていたことも忘れていたけれど)Miles Davisの自伝をAmazonでポチるか。

2018/10/09

妻にとっては出産後、初めてヨガに行く予定にしている日で、何の心配もなく行って欲しかったのだけれど、定刻に仕事が終わらなくて帰宅が遅れてしまったため、ギリギリの時間に急いで家を出てもらうことになった。


僕はその間赤ん坊と留守番をしていたのだが、最近2人きりで過ごすときの傾向として、最初は機嫌よく過ごしてくれるのだが、20分くらいするとぐずり出す。ぐずり出したら抱っこしてあやすしかなく、抱っこすれば泣き止んではくれるのだれど、機嫌が良くなるわけでもない、布団に置くとすぐにまた泣き始める。そこで、絵本『いない いない ばあ』の登場である。クマさんの表紙の絵を見せるだけで機嫌がよくなる。絵本を読んでいる間もとても機嫌がいい。でも読み終わって数分経つとまた泣いてしまう。


そんな感じで1時間ほど赤ん坊と過ごし、どうしても泣き止まないので、最後の手段でプーさんの回転ジムで音楽を流しながら回転させると、大人しくなって5分ほどであっけなく寝た。それでいま日記を書いている。


仕事を再開してから、赤ん坊と遊ぶことはあっても、なかなか寝かしつけることがない。僕は寝かしつける方法をよく知らないのだ。妻にもどうやって寝かしつけているのか聞いたことがない。

妻が帰ってきたら、どうやって寝かしつけているのか聞いてみたい。これから留守番する機会も増えるだろうし。


赤ん坊はとても穏やかな顔で寝ている。